“妊婦”に座席を勧め罵られる、勘違いされた太め体型の女性が激怒。

2012/06/25 14:29 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、中国で善意から“妊婦”に座席を譲ろうとしたところ、怒鳴られてしまったというエピソードがネットを賑わせた。実はその“妊婦”、パッと見こそ妊婦のようだったが、実際は単純に太めの体型だっただけで、「バカにされた」と感じて烈火の如く怒ったそうだ。

中国メディア寧波網などによると、この一件は先日、浙江省寧波市の公共バスの中で起きた。麦徳龍と鎮海客運中心間を走る390路線に乗車していた“mojie0120”さんは、途中の陸家村駅で一人の女性が乗車してくるのを確認。その女性はキャミワンピース姿でお腹が膨れ上がっており、足取りもおぼつかなかったことから、“mojie0120”さんは妊婦と判断、女性に席を譲ってあげようと「お腹に注意してください。さぁゆっくりゆっくり」と優しく声をかけた。

しかし、この言動が女性の逆鱗に触れることになる。突然「こういう格好をしていたら妊婦だというの? 太っているからって何なの? 太っている女性はみんな妊婦だというの!?」と罵られることに。これには“mojie0120”さんはもちろん、ほかの乗客も困惑。気まずい空気が車内を包み込んだ。

“mojie0120”さんは何ともいたたまれなくなり、すぐにバスから降りてしまいたい気分に駆られたが、まだ自宅そばではないこともありひたすら我慢。帰宅後も気持ちが収まらず、ついに「善意で座席を譲ったのに、なんで罵られなければいけないのだろう?」と掲示板に書き込むことにした。

すると、中国のネットユーザーの大半は“mojie0120”さんを支持。それに伴うように「女性は教養がない」「体型のせいで卑屈になっているからだ」などと女性への批判が噴出した。また、自身を妊婦と称するあるネットユーザーは「私は妊娠9か月です。やはり毎日バスで通勤していますが、座席を譲ってくれる人は少ないです。それでも中には座席を譲ってくれる人がおり、私はとても感謝しています」と話し、今回の一件で座席を譲るという善意の気持ちを失わないで欲しいといった声も出ている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.