野菜より“摂取意識”低い果物、一方で摂取増えた人の半数は「健康に」。

2012/06/14 11:31 Written by Narinari.com編集部

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キウイフルーツの輸入、販売を行うゼスプリ インターナショナル ジャパンは、全国の20〜60代の男女800人を対象に「食生活に関する意識調査」を実施した。

この調査は、ゼスプリが新品種「ゼスプリ・スウィート・グリーン」(従来の「グリーンキウイ」に比べ酸味が少なく甘味がアップ)と「ゼスプリ・サンゴールド」(従来の「ゴールドキウイ」の甘味に酸味がプラス)の2商品を期間限定で発売したことに合わせて、5月28日〜5月30日にインターネットで行われたもの。

まず、過去3年間における果物摂取量の増減について質問した上で、「増えた」と答えた111人と、「減った」と答えた158人に対し、摂取量が変化する前後で健康状態などに違い(影響)があったかをたずねた。

すると「健康状態」は、果物摂取量が増えた人の13.5%が「かなり良くなったと思う」、37.8%が「やや良くなったと思う」と答えており、合計すると51.3%が「良くなった」との認識を持っていることが判明。続いて47.8%が「変化なし」、0.9%が「やや悪くなったと思う」と回答した。

一方、果物摂取量が減った人は「やや良くなったと思う」(7.6%)、「変化なし」(71.5%)、「やや悪くなったと思う」(18.4%)、「かなり悪くなったと思う」(2.5%)と反対の傾向に。この相関性は「お肌の調子」「便通」「体重コントロール」に関する同様の質問に対しても、結果に表れた。


◎食生活で気にしていること

次に「あなたが食生活(食事内容)において、気にしている事柄は何ですか」を質問。その結果は「栄養バランス」(53.3%)、「適度な量」(41.5%)、「野菜の摂取目標量」(41.4%)の順となり、「果物の摂取目標量」は10.0%にとどまった。このことから「野菜の摂取目標量」を意識する人が多いのに対し、「果物の摂取目標量」を意識する人はその4分の1に満たないことがわかる。

また、「あなたが日頃から積極的に摂取を心掛けている栄養素はありますか。」との問いでは、約4割の人が「食物繊維」(39.3%)と答え、最も注目される栄養素に選ばれた。2番目に票を集めたのは「ビタミンC」(28.6%)で、3番手に「カルシウム」(27.1%)と続いている。しかし、そうした栄養素を「目標量以上を摂取できている」と考えている人は少なく、74.2%の人が「不足あり」と感じていることもわかった。


◎果物、食べてる?

では、実際のところ果物はどれくらい食べられているのだろうか。「あなたは現在、どれくらいの頻度でくだものを食べていますか」とたずねたところ、「ほぼ毎日」(26.4%)、「週3〜4回」(17.1%)、「週1〜2回」(24.3%)、「月1〜3回」(17.6%)、「ほとんど食べない」(14.6%)との結果に。

そこで「果物を食べる機会がある」と答えた683人に「果物を食べる日には、1日に平均的にどれくらいの量を食べていますか」と質問すると、果物の1日の摂取目標量=200グラムを上回ると答えたのは8.6%にとどまった。

ちなみに、過去3年間に果物を食べる量が「減った」と答えた人に対して聞いた「なぜ減ったのか」の理由は、「値段が高いから」(50.6%)、「あまり日持ちしないから」(24.7%)、「皮をむくなど手間が掛かるから」(20.3%)といった回答が挙げられ、果物消費の障壁となっている様子がうかがえる。

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