連ドラ「クレオパトラ」短縮へ、脚本の大石静氏が公式HPで明かす。

2012/05/23 01:19 Written by Narinari.com編集部

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日本テレビの“水10”枠(水曜22時台のドラマ枠)で4月18日にスタートした佐藤隆太主演ドラマ「クレオパトラな女たち」が、全8話で終了することがわかった。脚本を務める大石静氏が公式サイトで明かしたもので、「人生、思うようにはならないものですね」と悔しさを滲ませている。

大石氏は5月19日付けのエントリーで同作について「後3本しか放送はないけれど…」とさらりと告知。続けて21日付けのエントリー「感謝をこめて…。」では、予定よりも早く終了を迎えることに「無念だというメールを、たくさん頂戴しました」と多くの声が寄せられたことを明かし、「この番組を愛して下さっている皆様のお気持ち、うれしく、ありがたく、胸にしみました」と感謝の言葉をつづった。

同作は初回9.9%のあと、5月16日放送の第5話まで6.7%→6.7%→7.5%→7.6%と視聴率が低迷しているが、大石氏は「役者も見事に役にハマっており、スタッフキャスト全員、渾身の力を出しています。台本も悪くないと思っています」と作品への想いを吐露。また、「最初の頃は、峯太郎(佐藤隆太)と裕(綾野剛)のスピンオフを単発ドラマか映画で…などと、様々に夢を膨らませていたのですが、人生、思うようにはならないものですね」と、構想とは異なる結果になってしまったことを明かしている。

短縮の決定を下した日本テレビに対しては「放送局といえども、企業経営の立場から物を見れば、視聴者の皆様のお気持ちや、クリエイターの志より、大切なものがあるようです。それは単に視聴率だけでもないのです」とチクリ。そして「今は、このドラマを愛して下さった皆様に、なるほどと思っていただけるようなステキな最終回となるよう、頭をひねっている所です」と、最後まで全力投球することを約束した。

「クレオパトラな女たち」は、美容外科医院「ビューティー・サージャリー・クリニック」を舞台に、“美”に翻弄される女性たちと、女性医師や女性スタッフらに囲まれながら成長していく形成外科専門医・岸峯太郎(佐藤)の成長を描いたヒューマンコメディ。佐藤、綾野のほか稲森いずみ、北乃きい、芦名星、宮地雅子、余貴美子、三浦翔平らが出演している。大石氏の代表作は「ふたりっ子」(NHK)や「セカンドバージン」(同)、「蜜の味〜A Taste Of Honey〜」(フジテレビ)など。

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