美味&楽しい独ビールの祭典、日本10周年の「オクトーバーフェスト」。

2012/05/22 17:25 Written by Narinari.com編集部

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昼間はじんわり汗がにじむことが増えてきた今日この頃、ドイツビールを片手にドイツの伝統的な料理を楽しめる「オクトーバーフェスト」が、東京・日比谷公園で開催中だ。

「オクトーバーフェスト」は、約200年前にバイエルン王家の結婚式をミュンヘン市民が祝ったことがきっかけで始まったイベント。現在はドイツ・ミュンヘンの広大な会場に巨大ビールテント、小さな屋台やアトラクションが設置され、2週間にわたって開催される。昨年は690万人もの来場者を集め、750万リットルのビールが消費された。

日本でも本場ドイツビールを楽しんで貰おうと、今から10年前に横浜、日比谷でスタート。美味しいビールにソーセージ、そして野外というキーワードが日本のビアガーデンに似ていることもあってか、年々その人気は高まりを見せており、今年も各地での開催が決定している。また、年末には国内過去最大規模の「スーパーオクトーバーフェスト in 東京ドーム 2012」が開催される予定だ。

そんな「オクトーバーフェスト」はどのようなイベントなのか、公園の噴水に新緑が映える気持ち良いある日の午後に、ナリナリドットコム取材班も日比谷会場を訪れ、本場ドイツ気分を味わってきた。

訪れたのはよく晴れた休日ということもあり、昼過ぎから多くの若者や、家族連れで大賑わい。注文を受けてから目の前で注がれる生ビールに、ソーセージを焼く食欲をそそる香り、大きめにカットされたアイスバインなどなど、どれも美味しそうなものばかりで、会場全体も取材班も常にテンションは高め。ソーセージは日本のものに比べると、ぷっくりと大きめで食べ応え満点だ。

ドイツ料理が盛りだくさんのジャーマンプレートには、皮付きの豚すね肉をじっくり加熱したアイスバインに、ふわふわのミートローフ、マッシュポテト、ソーセージが盛られ、かなりのボリューム。どれもジューシーな味わいでビールがとまらない。口直しには酸味が強いキャベツの漬物・ザワークラウト。石釜で焼き上げられた少し固めのドイツパンも販売しており、そのまま食べてももちろん美味しいが、ソーセージやピクルスを挟んでサンドイッチにする食べ方もスタッフがオススメしていた。

ほかにもムール貝の白ビール蒸しや、丸ごとローストチキン、ホワイトアスパラなどなど、ビールが進む美味しいドイツ料理がてんこ盛り。ビールだけではなく、ワイン、紅茶、コーヒーと飲み物も種類があり、デザートにはドイツ伝統菓子のバウムクーヘンやアップルケーキも購入できる。

会場で配られるメニュー表は日よけ帽子にもなる優れもので、たくさんの人がこの帽子を着用し、会場の雰囲気の盛り上げに役立っていた。ほかにもドイツ楽団によるライブステージや、ドイツのエンターティナーが登場。会場内を盛り上げていた。ちなみに、今年は日本開催10周年の節目ということもあり、記念グッズの販売も行われている。

なお、日比谷会場では震災復興イベントとして、「東北フェスタ in HIBIYA」も同時開催。東北の地ビールや日本酒、B級グルメも一緒に楽しむことができる。

日比谷会場は5月27日まで毎日22時まで開催しているので、仕事帰りの一杯にも最適。今後は仙台(6月10日〜17日)、芝(8月17日〜26日)、豊洲(8月31日〜9月9日)、神戸(9月14日〜23日)、長崎(9月14日〜23日)で開催される。これから訪れる夏はビールが美味しくなる季節、友だちや同僚、家族と足を運んでみてはいかが?

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