B-CAS改造問題にスカパー見解、損害賠償請求を含めた法的措置検討へ。

2012/05/21 14:59 Written by ナリナリ編集部

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テレビなどを視聴する際に必要なB-CASカードを改造し、BSやCSの有料放送をタダで視聴する方法がネットに出回っていることについて、スカパーJSATホールディングスは5月21日、この問題に対する見解を発表した。

同社が発表した「B-CASカードに関わる一部報道等に関して」によると、この問題については「(インターネット上の掲示板型サイト等において)B-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されていることは認識している」とのこと。その上で、こうした行為は「有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に大きな悪影響を与えかねず、看過できない」としている。

また、カードの所有権者であるビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)からも報告を受けており、「同社にも厳正な対応を要請している」という。今後の同社の対応としては「有料放送サービス『スカパー!e2』の不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」と、厳しく対処していく姿勢だ。また、技術的な対応についてはB-CAS社に検討依頼中としている。

この問題は、あるサイトで公開された手順に従い、市販のカードリーダーなどを使ってB-CASカードの書き換えを行うと、有料放送が無料で見られるというもの。ネットでは情報が拡散しており、ネット通販サイトでは特定のICカードリーダー機種が売り切れ、価格高騰状態となる現象も起きている。

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