ビーチで拾った石が突然発火、ポケットに入れていた女性が大やけど。

2012/05/18 17:49 Written by Narinari.com編集部

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ビーチに遊びに行ったときに拾った石をポケットに入れたままにしていたら、突然発火し、大やけどを負った――。そんな事故が米カリフォルニア州で起きました。パッと見は何の変哲もない石がなぜ発火したのか。米メディアやネットでは「ミステリーのようだ」と原因究明の行方に注目しています。

米ニュースサイトMSNBCや米紙オレンジ・カントリー・レジスターなどによると、今回やけどを負ったのは、カリフォルニア州オレンジ・カウンティ最南端のサン・クレメンテに住む43歳の女性。5月16日、家族でビーチに出かけた彼女は、子どもが拾い上げた石を2個、ポケットに入れて持ち帰りました。この石はそれぞれ灰色と緑色をしており、これといって変わったところのない見た目。しかし、帰宅後1時間ほど経ったとき、まだポケットに入れたままだった石に異変が起きたのです。

キッチンに立って作業をしていた女性は、ポケットの中の石が何の前触れもなく発火したことにビックリ。すぐに床を転がって消火しようとしましたが、それでは火を消すことができませんでした。幸い近くにいた夫が彼女からズボンを取り去ることに成功。すぐに救急車を呼び、火傷をホースの水で冷却するなど、応急処置を施しました。

しかし女性は、右足と右腕にII度とIII度(※熱傷の重症度を表す指数。I度→III度の順に火傷の深さ、重症度が上がる)の熱傷を負い重傷。妻を助けた夫も、II度の熱傷でそれぞれ病院で治療を受けました。

石が発火するという不可解な出来事に、地元警察も捜査を開始。まだ原因はハッキリとしていませんが、石にはリンが含まれていた可能性が高いと伝えられています。リンはマッチの材料にも使われるほど発火しやすい物質で、摂氏60度ほどの温度で自然発火することも。

果たして今回の一件はリンが犯人だったのでしょうか。原因の特定が待たれるところです。

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