「中華一番!」料理再現で人気、中国メディアも注目のブロガー。

2012/05/11 09:51 Written by Narinari.com編集部

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1995年から1999年にかけて「週刊少年マガジン」「マガジンSPECIAL」(講談社)で連載された料理マンガ「中華一番!」(作:小川悦司)。アニメ化もされたこの作品は“中華料理”という題材が中国人にとって親しみやすいこともあり、同国ではアニメ放映、ドラマ化もされるなど大変な人気を博した。そんな「中華一番!」が最近、再び脚光を浴びている。ある若者が同作に登場するたくさんの料理を次々と再現するブログを開設。これが多くのメディアに取り上げられ、話題を呼ぶようになったためだ。

中国メディア北方網や中国新聞網、南方電視台などによると、ブログの主は“雨前羽街”と名乗る天津在住の80年代生まれの男性。彼は欧州留学時代に数々の美味しい料理に出会い、料理を作ることに興味を抱いたそうで、以来、気に入った料理に出会うと自らの手で再現することが趣味のひとつとなった。そして、そんな料理への関心は、いつしか子どものころに観ていたアニメ「中華一番!」に向けられるようになり、同作に登場する料理の再現を決意したそうだ。

“雨前羽街”さんが再現料理を始めたのは、今年1月2日から。週1品程度のペースで再現に挑み、すでに16品目の料理を完成させている。同作に登場する料理は「黄金チャーハン」や「レインボウがゆ」「ギャラクシー麺」「国士無双麺」といった、名前を見ただけでも一筋縄でいかなさそうなものばかりだが、“雨前羽街”さんはその都度作品のレシピに多少のアレンジを加えながら、何とか再現してきた。中でも「昇竜餃子」と「幻のおこげ」にはかなり苦労させられたそうだが、ブログで公開された完成写真を見る限り、再現性はかなり高い。

こうした苦労や料理に対するひたむきさが多くの人の心を掴み、“雨前羽街”さんのブログは徐々に人気を獲得。今では多くのメディアに登場するほどの有名人になった。一部メディアには「多くの女性からラブコールが届いている」とも伝えられているが、“雨前羽街”さんの書き込みを読む限り、「中華一番!」に登場する残りの料理を再現することのほうが何よりも優先すべきと考えているようだ。

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