ライオンが必死に男児“襲撃”、白黒ボーダーの服をシマウマと勘違い?

2012/05/09 09:08 Written by Narinari.com編集部

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休日ともなれば、多くの親子連れで賑わう動物園。さまざまな動物たちを見ては、大いに楽しんでいる子どもの姿はよく見かけるが、いま、米国では、1歳の男の子が楽しむ様子を撮影した動画が話題を呼んでいる。男の子はライオンの飼育舎の前で座り込んでいるのだが、ガラスの向こうには男の子を餌だと思った1頭のライオン。盛んに動きながら牙をむき猛獣の顔をのぞかせている一方で、状況を理解しているのかいないのか、男の子は全く動じることなく周囲の笑いを誘っている。

この動画は、YouTubeに5月2日付で投稿された「Lion tries to eat baby PART 1.」(//www.youtube.com/watch?v=6fbahS7VSFs)。翌3日には、違う角度から撮影された「Lion tries to eat baby PART 2.MOV」(//www.youtube.com/watch?v=ut7NpyNRLHk)も投稿されているが、いずれも再生回数が400万回超と140万回超(5月8日現在)を記録するほど、話題の動画となっている。

米ニュースサイトのハフィントンポストや米放送局ABCによると、撮影したのは4月26日にオレゴン動物園を訪れたというヘザー・バルツァーさん。彼女はこの日、1歳の息子ジャックくんに初めての動物園を体験させようと来園した。そして園内を周っていると「ワニやジャガー」など、多くの動物が息子に興味を持って近寄ってくることに気が付いたという。当初はなぜだか分からなかったというヘザーさんだが、彼が着ていた白と黒のボーダー柄の上着が、動物たちには「シマウマ」に見えたのかもしれないと、家に帰って気付いたそうだ。

そんな動物たちの中で最も彼に反応を示したのが、撮影されたアフリカライオン。飼育舎の前に座り込むジャックくんを見つけた1頭のメスライオンは、「離れた丘に寝そべっていた」にも関わらず即座に近付いて来ると、ガラス越しに彼を食べようとする素振りを見せた。しかしジャックくんとの間には分厚い防護ガラスがあり、目の前の“餌”はお預け状態。それでも執拗に狙うライオンは、必死に前脚でガラスをひっかき、大きく口を開けて頭から食べようとするなど必死な行動を繰り返している。

ところがそんなライオンを尻目に、ジャックくんは牙をむくライオンの顔をじっと見つめるなど全く動じず、むしろ楽しんでいる様子。猫好きなジャックくんは、必死なライオンに向かって「ハイ」と手を振ったりしたそうで、ヘザーさんは「不安はなかったし、とても面白いと思ったわ」として動画の撮影をしたそうだ。

今年の夏にはサンディエゴ動物園に行く予定と話すヘザーさんは、また彼に同じ服を着させるかたずねられると「そのほうが良いかもしれない」と答えた伝えられているが、また反応する動物が現れたら少し可哀相な気も。できれば次は彼に違う服を着せて、動物たちの大人しい一面もジャックくんに見せてあげて欲しいところだ。

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