“うっかり”で空から中華包丁、マンション下の歩行者が危機一髪。

2012/05/04 09:43 Written by Narinari.com編集部

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不動産バブルに沸く中国では高層マンションの建設ラッシュが続いているが、昔から中国の高層住宅では住民を悩ます問題がある。それが“タバコや果物の皮、紙クズなど、さまざまな物が上から降ってくる”というもの。このほど、中国のあるマンションではゴミよりもはるかに危険な中華包丁が降ってきて、住民を驚愕させる一件が起きた。

中国紙深セン晩報などによると、この恐ろしい出来事は4月27日午前9時過ぎ、広東省深セン市南山区愛榕路で起きた。買い物を終えて帰宅途中の女性に当たるすれすれのところに、空から中華包丁が降ってきたのだ。幸い女性にケガはなく事なきを得たが、降ってきた中華包丁の刃は目の前で真っ二つに割れ、もし数歩ズレていたら大けが、もしくは命を落としていた可能性もある。

すぐに警察の捜査が始まり、中華包丁は高層マンション7階にある70歳の男性宅から降ってきたことが判明。男性は故意に落としたのではなく、「うっかり」だったそうで、窓際で作業をしていた際に誤って落としてしまったという。また、手の震えといった身体的な障害を抱えていたことも、少なからず影響したと考えられている。

男性は今回の一件を深く反省しており、また、被害に遭いそうになった女性も特に追及しなかったことから、警察は男性に謝罪文を書かせるだけの処分で済ませることにしたそうだ。

なお、中国ではマンションから投げ捨てられた物によってケガをする事故が後を絶たず、ほとんどのマンションには“投げ捨て禁止”の貼り紙が掲示されている。ただ、その効果はどこもイマイチのようだ。

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