世界初のキャビア早食い大会、優勝者は86秒で40万円相当を胃の中に。

2012/04/24 06:45 Written by Narinari.com編集部

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早食い大会と聞いたら、皆さんは一体どんな食べ物を想像するだろうか。例えば米国ならばハンバーガーやホットドッグの大会が有名だが、ロシアではこのたび、豪華な食材を使った早食い大会が開かれ、大きな話題を呼んでいる。主催者が「ロシアでやるならこれだろ」と語った食材は、世界三大珍味の1つであるキャビア。大会にエントリーした12人は、この豪華食材を貪るように食べ、時間を競い合ったという。

露紙モスクワ・タイムズや露通信社リア・ノーボスチによると、キャビアの早食い大会は4月20日、モスクワ中心部にある高級レストラン「ザ・アパートメント」で開かれた。ルールは用意された500グラムのキャビアを、いかに早く食べ切るかというシンプルなもの。会場には数百人もの参加希望者が詰めかけたものの、くじによって出場できる12人が選ばれた上で、世界初のキャビア早食い大会が幕を開けた。

参加者たちは底の深い器にたっぷりと入れられたキャビアを大きなスプーンで頬張ってモグモグ。その様子を見る限りはとても豪華食材を使用している大会とは思えない光景が広がっているが、大会費用は200万ルーブル(約550万円)かかっており、やはりかなりのお金を投じている。主催者の1人、アレキサンダー・ノビコフさんは、米国でさまざまな早食い大会が開かれていることを知ったのが今大会開催のきっかけになったと話し、「ロシアでの大会となれば、私たちの食材はこれでしょ」と、キャビアに決めたという。

12人によって争われた大会は、アレクサンダー・ラブロフさん(49歳)が優勝。彼は500グラムで「5,000ドル(約40万円)相当」(米放送局MyFoxデトロイトより)ともされるキャビアを、わずか86秒で平らげたという。ラブロフさんには優勝賞金1万ルーブル(約2万7,000円)と、副賞としてキャビアが贈られ、参加者にも全員500グラムのキャビアが渡されたほか、大会後は集まった人たちに試食として残りが振る舞われたそうだ。

ロシアらしい――と言えば確かにロシアらしい、今回のキャビア早食い大会。その様子は欧米メディアでも広く紹介されるほど高い注目を集めており、開催は大成功といったところだ。次回があるのかどうかは定かではないが、さらなる記録更新を目指して、ぜひ次の大会に期待したい。



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