キデイランド原宿店が7月復活、キャラクターの専門コーナーも設置。

2012/04/23 14:14 Written by Narinari.com編集部

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キデイランドは、建替えを進めていた旗艦店舗「キデイランド原宿店」を、7月1日午前10時30分にグランドオープンすると発表した。

「キデイランド原宿店」は1950年(昭和25年)11月の開店以来、60年以上にわたって親しまれてきた原宿・表参道のランドマーク的な存在。ビルの解体・新築工事のため2010年8月をもって一旦閉店し、近くの仮店舗「キデイランド原宿キャットストリート店」で営業を続けていた。なお、「原宿店」の“復活”に伴い、仮店舗は6月10日をもって閉店となる。

新しい「原宿店」は「誰もが楽しめる“テーマパーク”になること」「原宿・表参道エリアの“ランドマーク”になること」「キャラクターグッズや玩具の専門店の“トップランナー”になること」を追求。「スヌーピータウンショップ原宿店」「リラックマストア原宿店」「ハローキティショップ原宿店」など人気キャラクターの専門店や、「Disney コーナー(仮)」「PrismStone」などの専門コーナーを設置し、これまで以上に品揃えを充実させるほか限定商品の販売も行う。

また、車椅子やベビーカーでも快適に買い物ができるようバリアフリー環境を整備するなどハード面を改善。外国人への対応が可能なスタッフも配置する。


☆「キデイランド原宿店」の歴史

キデイランドは、1946年(昭和21年)7月に埼玉県秩父にて、創業者の橋立孝一郎氏が立ち上げた読書クラブ橋立書店が前身。その後、1950年(昭和25年)に橋立氏が幼少時代を過ごした原宿に戻り、現在の 表参道の地に店舗(橋立書店)を構えた。

当時の日本は終戦直後で占領軍の統治下にあり、現在のJR原宿駅の西側の代々木公園、代々木体育館、NHKのある広大な敷地一帯(27.7万坪)は、そうした占領軍将校たちの居住区域として800世帯以上の洋風家屋が建ち並び、多くの外国人が暮らしていた。キデイランドはそうした事情から、書店ではありながら外国人顧客の要望に応え、洋書に加えて外国人向けの雑貨を早くから取扱い、次第にクオリティの高い日本の玩具が店舗のメイン商材に。1955年(昭和30年)頃からは、店舗名に外国人になじみやすい呼称として「キデイランド(子どもの国)」を使用しており、表参道の中では早くから繁盛店として認知されていた。

1966年(昭和41年)には本店ビル(地上6階地下2階)を竣工。さまざまな情報の“発信基地”として多くの日本人、特に若者から支持されてきたほか、海外の王室やセレブスターが来日の際に訪れる定番コースとして、多くの著名人が来店している。

流行の商品だけでなく、バレンタインやハロウィーンなどの欧米風文化の普及にも大きく貢献。特にハロウィーンは日本ではまだなじみのない1970年代より関連商品を取り扱い、1980年代には日本で初めてのハロウィーン・パレードを実施した。

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