妻夫木“観客頼り”で映画宣伝、「よくわからない映画」発言を反省。

2012/04/19 00:38 Written by Narinari.com編集部

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俳優の妻夫木聡と斎藤工、三池崇史監督が4月18日、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われた映画「愛と誠」の試写会付トークショーに出席。酒を片手に熱いトークを繰り広げた。

「愛と誠」は、作・梶原一騎、画・ながやす巧による名作コミックが原作。超不良の太賀誠(妻夫木)に、余りに純粋なお嬢様の早乙女愛(武井)が常軌を逸した献身を捧げる、究極の“運命の恋”を描いた作品だ。

先日、同作の完成披露会見で「ふざけた映画」「よくわからない」などの発言をした妻夫木は、報道で「妻夫木:ふざけた映画」「妻夫木、武井:よくわからない」などと書かれてしまったのを目にしたそうで、この点について「すみません、反省しました」とシュンとした様子。「まれにみる、ほかに見たことがない映画……と言えば良かったですね」と表現の仕方を後悔したが、三池監督は「マスコミのみなさんからは絶賛と大ひんしゅくの嵐ですよ」「俺は『やってしまったな!』と思った」と胸の内を明かした。

作中では30代の妻夫木と斎藤がともに学生服姿で登場するが、妻夫木は「咲ちゃん(=武井咲)は今のままだからいいけれど、僕は14、5年前のことなんで」としながらも「(48歳の)伊原剛志さんが着るなら、なんでも大丈夫!と思っていました(笑)。僕と工くんなら、30歳過ぎてもあきらめがつかないんだな、で済むかなと思って」と、伊原の存在が大きかったそうだ。そんな学生服姿の出演者たちを見て三池監督は「オレはこの映画で『男はいつでも高校生になれる!』と確信した」という。

ちなみに、妻夫木はいま、「どうやってこの映画を宣伝すればよいか迷っているんです」と悩みを告白。そこで試写会に訪れた観客に「今日観終わったら、感想を宣伝部に言ってほしい!」と言ったそばから「こう言うとまた、『妻夫木:観客頼み』って言われるんだろうな(笑)」と語り、先日の報道され方がやはり気になっているようだ。

最後に斎藤が「素直に楽しんでいただきたいです。70年代の文化はエネルギーがあり、魅力的です。30年間もがいてきた自分を解放できました。今の人にこそ響く映画だと思います。周りの人に広めていただければと思います」、妻夫木が「これからはふざけた映画もやっていこうと思います(笑)。よくわからないと言ってしまうのは、どんなジャンルにも当てはまらない映画だから。ひとつのジャンルに留めたくないので、自由に観てほしいと思います」とコメントし、作品をアピールした。

映画「愛と誠」は6月16日より新宿バルト9ほかで全国ロードショー。ほかのキャストは武井咲、大野いと、安藤サクラ、前田健、加藤清史郎、一青窈(特別出演)、余貴美子、伊原剛志、市村正親など。音楽は小林武史、振り付けはパパイヤ鈴木が担当している。


☆映画「愛と誠」ストーリー

過去への復讐を胸に東京にやってきた超不良の誠。
東京でも屈指の名家のひとり娘で、正真正銘のお嬢様である愛。
天と地ほどに何もかも違う“美女と野獣”ともいうべきふたり、だがそこには“運命の恋”があった―。

愛に一方的な思いを寄せ「君のためなら死ねる―!」とエネルギッシュに叫ぶメガネ優等生・岩清水や、誠に目をつける番長&スケバングループまでもが加わり、全員が純愛へと暴走するカオス状態に。
何があってもへこたれない愛のどこまでも惜しみない愛情は、かたく閉ざされた誠の心の扉を開けることができるのだろうか!?

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