松田聖子が“親子の愛”を歌う、映画「わが母の記」に書き下ろし。

2012/04/10 06:12 Written by Narinari.com編集部

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歌手の松田聖子が作詞・作曲・プロデュースした新曲「涙のしずく」が、この春公開の映画「わが母の記」のイメージソングとして起用されることがわかった。同曲は松田が映画を観た直後、その感動のままに詞・曲を書き下ろした楽曲。これまでにアルバムでも、全曲作詞・作曲・オールセルフプロデュースの作品を発表しているが、シングルでは「いくつの夜明けを数えたら」(2010年5月5日)以来、2年ぶりのセルフプロデュースとなる。

「わが母の記」は昭和の文豪・井上靖の自伝的小説を豪華キャストで描く親子の絆の物語。役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、菊池亜希子、三浦貴大、真野恵里菜、三國連太郎らが出演し、原田眞人監督がメガホンを執った。第35回モントリオール映画祭では審査員特別グランプリを受賞している注目作だ。

今回の「涙のしずく」について松田は「『わが母の記』を観させて頂きました。あまりに素晴らしさに感動し胸がいっぱいになり、しばらく椅子から立ち上がることさえできないくらいでした。その後、夢中になって曲と詞を書きました。人を想う気持ちは、時間を超えて相手に届くものだと確信し、人と人は愛で強く結ばれているのだと改めて感じさせられました。その感じたままの気持ちを、私なりに『涙のしずく』に込めました。映画を観させていただいた後、心が洗われ、とても良い気持ちになりました。そして、もっともっと家族や周りの人達を大切にしたいと思いました。本当に素晴らしい映画をありがとうございました」とコメント。

また、「わが母の記」のプロデューサーを務めた松竹の石塚慶生氏は「今回、聖子さん自身の手により、情感を込めて作っていただいた楽曲を聞いて、美しく清らかでありながらも、凄みすら感じる『母の愛』を感じました。映画は過去の傷を抱え、疎遠だった親子が認知症をきっかけに、次第に本物の家族になっていく物語です。ある家族のささやかな物語ですが、この曲によって、さらにスケールアップした世界観が重ねられるのではないでしょうか。本当に感謝しております」とコメントしている。

なお、松田は現在、次作アルバムのレコーディング中。今年は6月10日のさいたまスーパーアリーナを皮切りに“SEIKO MATSUDA CONCERT TOUR 2012”の開催も決定するなど、精力的に活動する予定だ。

映画「わが母の記」は4月28日(土)より全国ロードショー。

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