桜の下で“アラブ文化”を満喫、駐日アラブ大使夫人の会主催イベント。

2012/04/09 14:42 Written by Narinari.com編集部

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桜が満開の4月8日、アラブ地域16か国が参加する、駐日アラブ大使夫人の会主催の「第14回 アラブ・チャリティ・バザー」が東京・溜池のアークヒルズで開催された。アラブ文化を満喫できる毎年恒例のこのイベント。今年は収益の一部で東日本大震災被災地の幼稚園へ本を寄贈するという。どのようなイベントなのか、ナリナリドットコム取材班が訪れてみた。

会場には、アラブ諸国の民族衣装を身にまとった各国のブースがズラリ。普段あまり見慣れないアラブ料理や、アラブ習字なるアラビア語で名前を書いてもらえるブース、一定期間で消えるヘナタトゥのブースなど、アラブ文化を楽しく、身近に感じられるよう工夫が凝らされている。

雑貨ブースには、2010年に開催されたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で話題を呼んだアラブ首長国・ドバイのラクダミルク入りチョコや、美容に良いとされるモロッコのアルガンオイルを利用した化粧品、天然石を使った工芸品、ラクダの人形、アラブ料理のレシピ本、民族衣装まで、さまざまな商品が並ぶ。アラブに興味がある人が多く訪れていたこともあり、皆一様に商品の説明に熱心に耳を傾けていた。

フードブースでは、ピタパンにマトンを挟んだケバブや、海老を一緒に炊き込んだピラフ、インドのサモサに近いパイの中に肉を入れたサンブーサク、クナーファという小麦粉で出来た糸のような生地のヤギのチーズケーキ、パスタ・ペンネ・レンズ豆にトマトソースをかけたエジプトの庶民食コシャリ、パセリのみじん切りのサラダ、レバノン料理のタブレ(クスクスのサラダ)など、あれもこれも食べてみたくなるアラブ料理が盛りだくさん。

そんなフードブースで一番試食を勧められたのが、ナツメヤシの果実“デーツ”だ。味は少し上品な干し柿のような味わい。アラブの人々がみんな大好きなおやつだという。そのままで食べたり、間にナッツを挟んだり、果実だけを取り出し香辛料と混ぜたりと、食べ方もさまざまだ。

アラブの料理の味付けはあまり濃すぎるものがなく、素朴な味わいのものや、トマト、スパイスで味付けしているものが多く、年配の参加者も楽しみながら舌鼓を打っていた様子。イベントは4月8日の1日限りで今年は終了してしまったが、本格的なアラブ料理を出すお店は都内にも多数あるので、プチ旅行気分で体験してみるのも楽しそうだ。特にアラブスイーツは、ケーキをさらにシロップ漬けにするのが主流のようで、甘党にはたまらないかも?

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