“初音ミク現象”が辿った軌跡、日経エンタが人気の本質に迫る。

2012/04/05 15:02 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


2007年にクリプトン・フューチャー・メディアが音声合成ソフト「初音ミク」を発売してから早5年。この間、多くのネットユーザーやクリエイターの手によってその世界観は拡大の一途をたどってきたが、ここ最近は新聞や雑誌、テレビといったメディアでも話題を目にする機会がグンと増えてきた。現在発売中の「日経エンタテインメント!5月号」では、そんな“初音ミク現象”にスポットライトをあて、同誌としては異色の特集「初音ミク 歌姫を広めた『n次創作』カルチャー」を掲載している。

今回の特集では“初音ミク現象”の震源地となったニコニコ動画から、他社に先駆けてボカロ曲の配信を始めたカラオケ「JOYSOUND」での展開を経て、“現象”を広く世界に訴えた「Google Chrome」のグローバルキャンペーンCMに至るまでの軌跡を、関係者の証言を交えながら解説。クリプトンの伊藤博之代表取締役と、音声合成関連プロジェクト企画責任者の佐々木渉氏のインタビューでは、数々持ち込まれた企画の中に「実写の初音ミクが地球を救う深夜ドラマ」なるモノまであったという裏話も披露されている。

また、3月に自身の楽曲をボーカロイドでカバーしたアルバムを発売した音楽プロデューサーの小室哲哉や、GoogleのCM曲「Tell Your World」を制作した音楽ユニット・livetuneへのインタビュー、さらには中高生がボーカロイドの魅力を語る座談会企画も。大まかな“初音ミク現象”の過去と現在を理解するにはピッタリの内容だ。

ちなみに、昨年1年間でニコニコ動画にアップされたボカロ曲は実に3万2,000曲、カラオケ「JOYSOUND」で配信中のボカロ曲は3月現在で約1,700曲もあるという。初音ミクが先頭を走り、大きなうねりとなったボカロ。世界への展開を含め、その未来からますます目が離せなくなりそうだ。

※この記事は「日経エンタテインメント!」編集部の許諾を得て作成しています。 5月号は全国の書店・コンビニのほか、日経BP社の通販サイトからも購入可能(//ec.nikkeibp.co.jp/item/magazine/ENT.html?trn)。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.