チョコ尽くしのスイートルーム、英チョコレート工場で宿泊サービス。

2012/04/05 05:14 Written by Narinari.com編集部

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先日、期間限定で英国にオープンした“スイーツ好きにはたまらない宿”が話題を呼んでいる。その宿はチョコレート工場内の施設を利用して、チョコに囲まれた最高級の環境を提供する“スイートルーム”だ。

英紙デイリー・テレグラフによると、このスイートルームを用意したのは英中部ノースヨークシャー州レイバーンに店を構える、リトル・チョコレートショップというチョコレート専門店。常時250種類ものチョコレートを用意しているこのお店が、4月2日から8日までの1週間、期間限定で工場のセミナー室を利用したホテルをオープンさせた。

キリスト教が盛んな国では、大切な祝日となる復活祭。今年は4月8日にあたり、同店ではこの復活祭のお祝いとして、1週間限定のスイートルーム提供を考え出したという。しかもこの“スイートルーム”では、チョコレート店ならではのさまざまなサービスを用意。子ども連れの家族でも楽しめるよう、4人部屋を一泊100ポンド(約1万3,000円)の料金で提供している。

この“スイートルーム”の売りは、工場という立地を活かしたチョコレート尽くしの環境。部屋にはチョコレートファウンテンが用意され、宿泊客はまずこれだけで思う存分チョコレートを堪能することができる。ほかにも工場で作られるチョコレート製の家具や装飾品も飾られ、これらも口にして大丈夫。店側は「需要に応えるため、余裕を持ってチョコを仕入れている」と話しており、これらの道具は毎日部屋に運び込まれ、どの客にも新品が用意されるそうだ。

滞在中は当然工場内の見学も許され、「チョコレートの朝食」が提供されるなど、まさにチョコレート尽くしとなるこの“スイートルーム”。加えてアメニティグッズは「すべて高級ホテルと同じものを提供」となれば、子どもだけでなく大人の女性も大いに楽しめそうだ。ただ、ラジオやテレビだけは用意されていないそうで、よほど情報に気を使う人はパソコンを持ち込むしかない。しかし、せっかくこうした環境で過ごすとなれば、4人でチョコレートパーティーを楽しむ人たちがほとんどだろう。

同店のジム・ホッグGMは、「家族でも、チョコレート好きな人たちでも、忘れられない経験になるはず」とこの“スイートルーム”をアピール。部屋の予約は個人の宿泊提供者を紹介するサイト「Wimdu」に用意されたページで行われており、すでに復活祭前日・当日にあたる土日は予約済みとなっているものの、平日は空いているようだ。

同店では、この企画で得た収益をすべて乳がん支援の団体に寄付する予定。今回はチャリティーも兼ねた期間限定イベントとして提供しているが、今後また機会を設けてもらい、ぜひ多くの利用者を喜ばせて欲しいところだ。

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