人生初飛行機を便意で止める、トイレと間違え非常口ドアをオープン。

2012/04/02 14:57 Written by Narinari.com編集部

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先日、生まれて初めて飛行機に乗った女性が、トイレと勘違いして非常口のドアを開けてしまうという出来事があった。飛行機がまだ離陸前だったため人命に関わるような大ごとにはならなかったものの、離陸後ならば大事故に繋がっていただけに、航空会社は冷や汗モノだったという。

中国紙南島晩報などによると、この一件は3月下旬、海南省の三亜鳳凰国際空港で起きた。三亜発重慶経由ウルムチ行きの四川航空3U8759便に搭乗していた40代の女性客が、飛行機が離陸準備に入り滑走路に向かう間に便意をもよおし、トイレに駆け込もうとしたのだが、そこで場所を勘違いした女性が非常口のレバーを引いて開けてしまったのだ。

すると、「バンッ」と大きな音を立てて非常脱出シュートが開き、飛行機は緊急停止。午前10時に飛び立つ予定だった同便はいったん全乗客を降ろすことになり、再び出発できたのは午後1時半過ぎになってからだったという。

渦中の女性は、自分の招いたトラブルに反省しきりだが、航空会社側は一歩間違えれば大事故に繋がっていたこと、また、実際に経済的な損失を被ったことなどから怒り心頭。女性には損害賠償を求める意向だと伝えられている。

この話題に触れた中国のネットユーザーは、やはり女性の“うっかり”に対する批判が大勢を占めているが、中には「飛行機の非常口ドアってそんなに簡単に開けられるものなのか?」などと整備や管理の不備を問う声、「離陸直前の滑走中に、乗客をトイレに行かせたことが悪い」と、乗務員の対応を非難する声もある。

なお、同様の出来事は昨年11月にも報じられており、高雄(台湾)発ホーチミン行きのベトナム航空に搭乗していた80歳の男性客が、やはりトイレと勘違いして非常口ドアを開けようとした。このときは開けられる前に乗務員が阻止して事なきを得たが、飛行機は離陸済みで、大惨事の危険もあったという。

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