美山加恋と船越英一郎の「絆」、“娘”の声優ぶりに「感慨深い…」。

2012/04/02 02:02 Written by Narinari.com編集部

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女優の美山加恋(15歳)と俳優の船越英一郎(51歳)が4月1日、都内で行われたアニメ映画「ももへの手紙」の試写会に出席。“家族の愛と絆”について語った。

美山が主人公・ももを演じた「ももへの手紙」は、瀬戸内の小さな島を舞台に、父を亡くしたももに訪れる不思議な日々を描いた家族の愛の物語。先日行われた第15回ニューヨーク国際児童映画祭では、日本初のグランプリを受賞した。

今回の試写会では、過去に2時間ドラマのシリーズで娘役を長く演じ、普段から“お父さん”と呼んでいる船越も映画を鑑賞。「日本中の人たちに観てもらいたい作品です。東日本大震災後、苦しいことや悲しいことが多く、たくさんの別れを経験された方々がいると思います。それでなくても、生きていく上では、辛い経験を乗り越えていかなければいけませんが、そんな時に観てもらえると、ちょっと背中を押してもらえるはずです」とコメントを寄せた。

同作では“家族の絆”がテーマに描かれているが、「ご両親から受け継いだ思いはありますか?」と聞かれた船越は「両親からの言葉はいつになっても色あせないものですね。自分はずっと感謝することを忘れるな、例えそれが悪いことでも感謝しろ!! そうすれば、ちょっと素敵な人生を送れるはずだから。と言われて育ってきました。その思いは今でも決して忘れないし、自分の息子や家族にも受け継いでいきたい」と、絆・思いについて熱く語った。

また、美山については「本当に素晴らしかった! 彼女のことは小さいときから知っているので感慨深いです……。今回この作品があったことで彼女と再会でき、絆がより強くなったと感じました」と、感動した様子。一方、美山は「船越さんは、本当のお父さん以上にお父さんみたい。今でも時々お父さんって言ってしまうんです」と、2人の長年の絆をアピールした。

終始、「ももへの手紙」の素晴らしさを熱く語っていた船越だが、報道陣から、「出演はされていないんですよね?」という突っ込みを受けると、「俺が出ていないのはおかしい!!」と憤慨(?)し、笑いを誘うシーンも。

最後に、船越から「映画館で、子どもたちの笑い声に囲まれて観ることで、大人になって忘れてしまった気持ちを思い出せると思います。是非、家族のみんなで観に来ていただきたい!!」と映画館ならではの楽しみ方を伝授。美山も「この作品を通して母親に伝えられなかった気持ちを伝えることができました」と本作撮影後のエピソードを披露し、イベントを締めくくった。

映画「ももへの手紙」は4月7日(土)より広島・愛媛先行公開、21日(土)より全国ロードショー。

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