カルピスが17年ぶり容器刷新、プラスチックの「ピースボトル」に。

2012/03/15 17:34 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


カルピスは3月15日、今年で発売93年目を迎える乳酸菌飲料「カルピス」を、17年ぶりに全面刷新すると発表した。新しい「カルピス」は4月9日より全国で発売する。価格は483円(税込み)と据え置きだが、容量は500mlから470mlに変更。これは「前回価格改定を行った2008年4月以降も主原料の砂糖・生乳の価格高騰が続いているため」と説明している。

ロングセラーブランドの「カルピス」は、昨年も前年比110%と、2年連続で前年実績を大きく上回るほど好調。そうした中で1995年から販売してきた紙容器タイプを変更し、新たに採用するプラスチックボトルの“ピースボトル”へのリニューアルを決めた。

“ピースボトル”は3つの機能が特徴。まず、4つの層(内側から順に無添加ポリプロピレン、遮光ポリプロピレン、エバール、バイオポリエチレン)からなる多層構造ボトルを採用することで、酸素を通しにくく、遮光性の高い「品質保持力」に優れた容器となった。

次に、子どもから高齢者など、手の小さい人や握る力が弱い人でも持ちやすい形状を採用。また、「カルピス」の魅力でもある好みの量を好みの濃さで飲める点を踏まえ、液切れが良く、液量が調節しやすいキャップに改良するなど「使いやすさ」にこだわった。

さらにキャップ、ボトル、ラベル、いずれも同一素材のプラ容器としてリサイクルできるなど「環境適正」を意識。ボトル素材の一部にはCO2排出抑制効果のある植物由来のバイオポリエチレンを使用しており、バイオマスマークを取得している。

なお、ボトルのデザインは、従来の“水玉の包装紙に包まれた「カルピス」”のモチーフを踏襲。包装紙を巻いたような斜めの線やシルエットにビンの面影を残しつつも、機能性を向上させている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.