“車内エッチ”で高級車に追突、駐車ブレーキのかけ忘れが原因か。

2012/03/13 07:26 Written by Narinari.com編集部

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車を駐車するときはパーキングブレーキをかけるが、それを忘れたり、不完全だったりすることで起きる事故がある。中国ではこのたび、“車内エッチ”に勤しんでいたカップルの車が突然動き出し、前方の車に追突するという出来事があった。

中国メディア広西新聞網などによると、この一件は3月7日晩、アモイ市にある演武大橋で起きた。演武大橋はアモイ港の南に位置し、夜景が美しい場所として地元カップルの間では人気のデートスポットになっている。その日、阿東さんと女性の友人・小晴さん(ともに仮名)もほかのカップルと同様、高級車で演武大橋に乗り付け、その美しい夜景を楽しんでいた。

そんなありふれた光景に“異変”が起きたのは夜9時過ぎのこと。夜景を存分に満喫した2人がその場を後にしようと乗車したとき、突如「バンッ」という大きな音と共に2人を衝撃が襲い、後部座席にいた小晴さんはシートから転げ落ちてしまった。2人は当初「地震でも起きたのか」と思ったが、車外を見ても特に異変はなし。しかし、後を振り返ると、1台のジープが自分たちの車に追突して来ていたのだ。

後方のジープはエンジンをかけている状態で、ライトも点灯。2人は「もしかして強盗かも」と恐れおののいたが、いつまで経ってもジープから人が降りてくる気配はない。そこで車外に出て、後方のジープの様子を見に行くことにした。

2人を苛立たせたのは、追突してきたにも関わらず、いつまでたってもジープの運転手が無反応だったこと。阿東さんはその図々しさに腹を立て、ジープに近寄り、窓ガラスをノックしたが、それでもジープからは人は降りてこない。堪忍袋の緒が切れた阿東さんは窓ガラスをのぞき込み、どんな奴が乗っているのかを確認することにした。

ジープの車内は真っ暗だったが、街灯に照らされてぼんやりと車内の様子が見えてくると……阿東さんはビックリ仰天してしまう。と言うのも、車内では上半身裸の女性と男性がまさに“事に励んでいる”最中だったからだ。

阿東さんと小晴さんは追突されたとはいえ、こんな状況下で無理やりジープのドアをこじ開ける気にはならなかった。結局、2人はジープの外で、事が終わるまで3分間ほど待つことに。そして、やっとジープから出てきた男女は、20歳そこそこの若いカップルだったという。

阿東さんに詰め寄られたカップルは「申し訳ありません。本当に申し訳ありません。故意ではないんです!」と平謝り。阿東さんも相手が素直に謝ってきたこと、車も大した傷はつかなかったことから警察には通報せず、1,000元(約13,000円)程度の賠償金で許してあげたそうだ。

阿東さんと小晴さんは、当時気温が低くて寒かったため、ジープの持ち主は暖房を付けておくためにエンジンをかけっぱなしにしていたのだろうと推測。また、ジープが阿東さんの車よりも若干高い位置に駐車されていたことに加え、パーキングブレーキのかけ忘れ、さらには“車内エッチ”の揺れが加わり、車が前進してしまったのでは、と事故の原因を分析している。

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