フジ三宅アナが“実況”を卒業、「めざましテレビ」キャスター就任で。

2012/03/12 18:43 Written by Narinari.com編集部

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フジテレビのスポーツ実況の“顔”として、長年にわたり大型の中継番組などを担当してきた三宅正治アナが3月12日、スポーツアナからの“卒業”を発表した。4月から「めざましテレビ」のキャスターに就任することに伴う決断で、公式ブログでは「僕自身も寂しさがないかと言えば、嘘になります。でも、50歳を前にチャンスを与えてくれた会社に僕も全身全霊、全てをかけて応えたいと思います。それだけの決意と覚悟で下した決断です」と胸中を告白している。

12日付けのエントリー「皆様へ」では、「私、三宅は3月いっぱいをもって、スポーツアナを卒業いたします」と報告。そして「上司からめざましに専念して欲しいという要請があったことは事実」と説明した上で、自身の中で“卒業”の決断に至った理由を説明している。

そのひとつは「自分の実況力の衰え」。三宅アナはここ数年「自分の実況に瞬発力が無くなっていく」と感じていたそうで、こうしたいというイメージがあっても、それができないもどかしさを抱えていたという。そのため「自分の理想とする実況ができなくなったと感じているならば、第一線でメインを張るべきではない」と思うようになったそうだ。

もうひとつは「もうスポーツアナとして『やりきった』ということ」。三宅アナはこれまで五輪、プロ野球、格闘技、F1、柔道、バレーボール、競馬、マラソンなどなど、幅広いジャンルのスポーツ中継で、大舞台となる大会の実況を数多く務めてきた。それだけに、スポーツアナを“卒業”することには「悔いはありません」としているが、あるとすればファンと公言している「カープの優勝実況ができなくなることでしょうか?(笑)」とつづっている。

そして、エントリーの最後は次の言葉で締めくくった。

「4月2日から僕の第2のアナウンサー人生がスタートします。残り10数年、何ができるか、僕にもわかりませんが、精一杯、走り続けようと思っています。これからも、我がフジテレビスポーツアナ軍団を そして、新生『めざましテレビ』を そして、アナウンサー三宅正治をどうぞよろしくお願い致します」


三宅アナは、急性リンパ性白血病で闘病中の大塚範一キャスターが「めざましテレビ」を卒業するのに伴い、後任キャスターに就任。番組も4月にフルリニューアルを行い、新しい体制でスタートする。

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