入籍からわずか1時間で離婚、女性の“おねだり”巡って揉め即決。

2012/03/10 13:34 Written by Narinari.com編集部

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“永遠の愛”を誓い合った2人でも、そこは育った環境も性格も異なる人間同士。時には離婚という選択肢を取らざるを得ない場合もあるだろう。ただ、中には周りの人から見て、信じられない理由でいとも簡単に離婚してしまう人たちがいる。台湾ではこのたび、結婚後わずか1時間で離婚した夫婦の話がメディアで報じられた。離婚の原因は女性がねだった“プレゼント”を男性が買ってくれなかったから――だという。

香港中通社などの報道によると、台中市で暮らす27歳の王さんと、年下のカレ、23歳の李さんは2年間交際。これまで幾度か別れてはまた付き合うといったことを繰り返してきたが、そんな2人に転機が訪れたのは昨年末のことだった。彼女が妊娠して男児を出産し、李さんに責任を取るよう迫ったためだ。

これに李さんは親としての責任をまっとうするべく、籍を入れる決心を固め、2月下旬、2人で台中市の潭子区戸政事務所を訪れた。

しかし、ドタバタ劇が待っていたのはそこから。籍を入れる前、彼女は“結婚祝い”として外車とブランドのバッグをプレゼントしてくれるようねだり、李さんも了承していたのだが、籍を入れて晴れて夫婦となった直後に結婚登記所からそのまま自動車のディーラーへ直行。王さんは車を購入するよう求めた。

ただ、李さんはすでに車を1台所有していて、まだ十分に使えることから、すぐには買わずに「今度にしよう」と提案。これに彼女は不満を示し、「いま買わないなら離婚する!」と迫ってきた。そして紆余曲折の末、結局2人はすぐに籍を入れてきた結婚登記所へ舞い戻り、今度は離婚手続きをすることに。入籍から離婚まで、わずか1時間程度の出来事だったという。

結婚登記所の関係者も「これほど早い離婚は前例がない」と、さすがに驚いた様子。別の関係者も「恐らく台湾史上最速の離婚ではないか」と目を丸くした。また、晩晴婦人協会元理事長は「現代は男女とも結婚への期待が高く、もし結婚して期待に添わない状況が現れると我慢ができず、容易に離婚してしまう。お互い耐えるようにしなければなりません」と話し、昔と今とでは結婚を取り巻く環境が大きく異なっているとコメントしている。

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