1975年の発売開始以来、森永製菓のロングセラー商品として多くの人に親しまれてきたソフトキャンディー「ハイチュウ」。全国販売商品、地域限定商品を合わせ、これまで相当な数の味のバリエーションが発売されてきているが、同社によると、1番人気の味は「グレープ」なのだという。では、海外ではどの味が人気なのだろうか。
同社は「ハイチュウ」を“日本発の新しい洋菓子”として、海外でも積極的に展開している。販売地域は米国と中国を中心に、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、豪州、ニュージーランド、英国、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、ロシアなど。その数、約20か国に上るそうだ。
そんな海外における「ハイチュウ」の人気の味について、2011年度の出荷高をベースにしたランキング(※森永製菓まとめ)がある。その結果は次の通りだ。
[米国]
1位ストロベリー/2位グリーンアップル/3位マンゴー/4位グレープ/5位メロン
[豪州(オーストラリア・ニュージーランド)](※4種類のみ販売)
1位ストロベリー/2位グリーンアップル/3位マンゴー/4位オレンジ
[台湾](※台湾のみ2011年6月〜12月の出荷高)
1位グレープ/2位ストロベリー/3位ライチ/4位ピーチ/5位グレープソーダ
[中国(上海)]
1位グレープ/2位ストロベリー/3位ピーチ/4位レモン/5位グリーンアップル
全体的にはストロベリーとグレープが2強の様相。1位と2位の組み合わせが米国・豪州、台湾・中国で分かれているのは、嗜好の違いが現れた面白い傾向だろう。
なお、同社は「ハイチュウ」を海外展開の中心戦略商品として位置づけ、今後も認知拡大に努めていくとのことだ。