“F1カー風”のイカす芝刈り機、フランス人デザイナーが考案。

2012/02/14 17:10 Written by Narinari.com編集部

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フランスのあるデザイナーが考案した芝刈り機のデザインは、ちょっぴり変わっている。そのモチーフはF1カーの車体。単純で辛い、面倒くさいと感じる人も多い作業を楽しくしてくれそうなこの芝刈り機は、往年のロータスファンなら、特に興奮してしまうかもしれないビジュアルだ。

英紙デイリー・メールによると、この芝刈り機を考案したのは34歳のフランス人デザイナー、カデグ・ブーシェさん。デザインが生まれたのは今から5年ほど前と少し前のことだが、最近になって同紙が紹介したことで、再び話題を呼んでいるようだ。

公式サイトの作品ギャラリーの説明によると、もともと「ちょっとした冗談」のつもりで2週間で仕上げたというデザインは、1970年代にF1界で活躍した「ジョン・プレイヤー・チーム・ロータス」時代の黒い車体を、芝刈り機で再現したもの。ちなみに、ロータスはかつて日本人ドライバーの先駆者として活躍した中嶋悟や、アイルトン・セナも所属していたこともある古豪チームで、ジョン・プレイヤーは、当時ロータスのスポンサーを務めたブリティッシュ・アメリカン・タバコが販売するブランドのことだ。

この芝刈り機、装備されているタイヤやフロントウイングを見ると、まさにF1カーそのもの。しかしよく見てみると、コックピット部分に芝刈り機本体が搭載されていたり、後部ウイングが人の手を置くハンドルになっていたりと、芝刈り機の使い勝手を損なわないように、うまく融合したデザインになっている。

そして、ハンドル部には液晶モニターも搭載しているなど“最新鋭”の雰囲気も。これさえあれば「喜んで芝刈りをやろう」という気持ちになる人も、特に男性なら少なくないかもしれない。

気になるのは、実際に製品化されたとして、これがいくらで買えるのかだが、その答えはブーシェさんも含めてまだ誰にもわからない。残念ながら、5年前にデザインしてから現時点までCGの域を出ておらず、制作されたことがないからだ。

ブーシェさんはこのロータスバージョン以外にも、2000年代前半にタイトルを欲しいままにした、ミハエル・シューマッハ―在籍時のフェラーリの車体をベースにした赤と白の芝刈り機2パターンもデザインしているそう。意匠権なども含めなかなか難しい問題がありそうだが、果たして、実際に制作される日は訪れるだろうか。

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