浅野忠信がハリウッド超大作に、ユニバーサル100周年記念作で主役級。

2012/01/31 16:47 Written by Narinari.com編集部

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「E.T.」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など、映画史に残るヒット作を世に送り出してきたユニバーサル映画の100周年記念作「バトルシップ」。そんな同作で主演を務めるテイラー・キッチュとピーター・バーグ監督が来日し、日本艦・艦長ナガタ役で主役級の活躍をみせる浅野忠信と共に緊急記者会見を行った。

「バトルシップ」は、米国をはじめとする世界各国の護衛艦が集結し、大規模な軍事演習が行われるハワイが舞台。沖合に現れた正体不明の物体――地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船が次々と未知の武器で激しい攻撃を開始、米海軍をはじめとする海の精鋭たちが地球壊滅の危機に立ち向かう――というストーリーが繰り広げられる。

主人公アレックスを演じるテイラー・キッチュは、オリヴァー・ストーン監督の「Savages」の主演に抜擢されたことで大きな注目を集めているハリウッド期待の新星。「バトルシップ」ではエイリアンとの戦いを通じて連帯の大切さを学び、真のリーダーへと変貌を遂げていくアレックスの成長を熱演した。また、浅野はアレックスのライバルで、日本の自衛艦の艦長ナガタ役。当初、2人は反目しあう間柄だったが、エイリアンとの戦いを通じてお互いへの敬意を高めあい、最後には固い戦友の絆で結ばれていく。

1月31日に東京・六本木のグランドハイアット東京で行われた緊急記者会見では、3人が同作にかける情熱や見どころ、撮影の裏話などを披露。世界最速公開となる日本での劇場公開(4月13日)まであと3か月ほどだが、ピーター監督は現在の進行状況を「完成に近づいていますが、CGや視覚効果の作業をしているので70パーセント」であることを明かした。

テイラーは主演作が続いているが、同作での主演が決まった際には「ピーター監督とはテレビシリーズ『Friday Night Lights』から5年来の友だちで普段から仲も良いんですけど、このお話をいただいたとき、すごくうれしくて飛びつきました」と大喜びだったそう。また、浅野は「子どものころからみていたユニバーサルの、しかも大きな作品で大きな役をいただけて夢のようです。僕自身にとってもアメリカでの大きな一歩になったと思います」と喜びを語った。

撮影時のエピソードに話が及ぶと、テイラーは「ピーター監督の現場はキツくてもなぜか軽妙な感じのする現場なんだ。もっと後にやるはずだった、10メートル以上から飛び降りるスタントのシーンを急に撮影して、2度NGになったのは特に印象にのこっているね」と裏話を披露。一方、浅野は「現場にいるだけでエキサイティングでしたが、監督が英語ですごいまくしたてるのですけど、何を言っているのか全然わからないんです。それをテイラーが英語で説明してくれるんですけど、結局英語なんでわからないんですよ(笑)」と、言葉の壁に苦戦したそうだ。

しかし、テイラーはそんな浅野について「私は(日本での活躍だけにとどまらず)リスクを冒してまでアメリカの作品に参加しようという浅野さんを尊敬していますし、畏敬の念をいだいてます」と称賛した。

ちなみに、浅野が印象に残っているユニバーサル映画は「特に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですね。VHSを親に頼んで買ってもらい、何度も観ました。今回ユニバーサルのスタジオに行って過去の作品のエピソードを聞いて感動しました」とのことだ。

映画「バトルシップ」は4月13日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。

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