日本ハムのダルビッシュ有投手とレンジャーズの間で行われていた契約交渉が、期限ギリギリの現地時間1月18日（日本時間19日）にまとまり、入団合意に達した。レンジャーズ公式サイトによると、契約年数は6年で、年俸総額は約6,000万ドル（約46億円）。今オフのポスティングによるメジャー移籍は、ブルワーズへの入団が決まった青木宣親外野手に続き2人目となる。　　

2年連続でア・リーグを制覇したレンジャーズは、メジャー屈指の強豪。昨季16勝を挙げたエース左腕のC・J・ウィルソン投手がFAでエンゼルスに移籍したため、ダルビッシュ投手にはその穴を埋める活躍が期待されている。

ダルビッシュ投手は1986年生まれの25歳。東北高校のエースとして1年生から注目を集め、4度の甲子園出場を果たした。そして2004年のドラフト1巡目で日本ハムに入団。以降、同球団の不動のエースとして、在籍7シーズンで167試合に登板、93勝38敗、1,259奪三振、防御率1.99の成績を残している。昨季は28試合に登板し、18勝6敗、防御率1.44だった。

メジャー挑戦の意向は昨年12月8日に表明。ポスティングの利用を申請し、レンジャーズが同制度では史上最高額となる約5,170万ドル（約40億円）の入札額で交渉権を獲得していた。なお、同球団には上原浩治投手、建山義紀投手も所属している。