モーニング娘。7代目リーダーの新垣里沙が、5月をもってグループ、およびハロー！プロジェクトを卒業することが発表された。卒業時点での在籍期間は10年9か月で、在籍最長記録を持つメンバーが巣立つことになる。

この発表は東京・中野サンプラザでハロプロの新春コンサートと、ハロー！プロジェクト公式サイトで明かされたもの。新垣は第5期「モーニング娘。LOVEオーデション21」に合格し、2001年10月発売の「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」でシングル初参加、2007年6月からサブリーダーとしてグループを支え、昨年9月の高橋愛卒業後はリーダーを務めていた。　　

プロデューサーのつんく♂は新垣の卒業について「一年程前、高橋の卒業を考えたタイミングと同じ頃からその先の進路を考えてきました」とコメント。つんく♂としては「歌やRAPにもチャレンジし、この数年間はグループの歌唱の中心を担ってきてくれている新垣。そんな新垣に次への襷を渡してやるのも我々の使命」との想いではいたものの、「彼女のバイタリティに頼っていたところもありましたし、加入したばかりの新メンバー達の指導等をゆだねている面もありましたので、卒業のタイミングを探ってしまっていました」と、この一年を振り返っている。

ただ、「いつまでも彼女の成長を足止めすることも出来ませんので、本人も大好きなモーニング娘。の卒業はさみしい面も大きいとは言っていましたが、“モーニング娘。在籍最長記録”という名誉も手にしたし、大きな意味で決心が固まり、今年の春ツアー最終日での卒業を決めました」と、この結論に至るまでの経緯を明かした。

卒業後の進路については、「歌手、舞台、女優業を中心に、バラエティ等含めマルチに活躍してくれると期待しております」とのことだ。

また、新垣も「卒業は私自身、1年くらい前から考えていたことで、高橋愛ちゃんと共に…という事も考えていましたが、新メンバーの加入などもあり、少し時期をずらしました」とコメント。「卒業後は、本格的にお芝居の勉強をして、舞台やドラマを今まで以上に、そしてグループでの活動の中では経験出来なかったことなどにもチャレンジしていきたいと思っています」と抱負をつづっている。