トムが“ロックの神様”に挑戦、初のミュージカル映画で力強い歌唱。

2011/12/28 15:12 Written by Narinari.com編集部

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“全米ロック史上最強のミュージカル”と呼ばれる作品を映画化した「ロック・オブ・エイジズ」が、ワーナー・ブラザース映画配給で2012年9月に日本公開されることがわかった。同作ではトム・クルーズが80年代ロック全盛期時代のスーパースター、ステイシー・ジャックス役でミュージカル映画初挑戦。ステイシーの役柄は主人公ではないにも関わらず、トムは1日5時間、週5日のボーカルトレーニングに挑み、力強い歌唱を披露している。

「ロック・オブ・エイジズ」は80年代を代表するロックナンバーで構成されたミュージカルで、2006年にロサンゼルで初上演され、その後トニー賞に作品賞を含む5部門にノミネート。現在もブロードウェイで公演され絶大な人気を誇り、日本でも今年10月28日から11月6日にかけて西川貴教、島谷ひとみ主演で上演されたばかりだ。

ストーリーは1980年代、ハリウッドでの成功を夢見る若者が集まるストリート“サンセット・ストリップ”を舞台に、女優を目指し田舎から出てきたシェリーと、ロック・スターを夢見る都会育ちの青年ドリューを軸に展開。デフ・レパード、ジョーン・ジェット、ジャーニー、フォリナー、ボン・ジョヴィ、ナイト・レンジャー、REOスピードワゴン、パット・ベネター、トゥイステッド・シスター、ポイズン、ホワイトスネイクなどの80年代の胸躍るヒット・ナンバーに乗せて青年の夢とロマンスが描かれる。

シェリー役は「バーレスク」のジュリアン・ハフ、ドリュー役は映画初出演となるディエゴ・ボネータが抜擢され、2人の主人公を演じるほか、ラッセル・ブランド、ポール・ジアマッティ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、マリン・アッカーマン、R&Bの女王メアリー・J・ブライジ、エミー賞に幾度も輝くブライアン・クランストン、アレック・ボールドウィンが出演。さらに“世界最強のロックの神様=ステイシー”役は、トムが演じるなど超豪華キャストが集結した。

過去に「トップガン」(1986年)や「マグノリア」(1999年)で歌声を披露したことはあるトムだが、今回はガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズの歌唱指導を受けながらハードなボーカルトレーニングを積み、万全な状態で撮影に臨んだ。劇中ではデフ・パレードの「Pour Some Sugar on Me」、ボン・ジョヴィの「Wanted Dead or Alive」、スコーピオンズの「Rock You Like a Hurricane」などを披露する。

撮影現場を訪れたデフ・レパードのギタリスト、フィル・コリンは「すごいもんだと思ったよ。彼はそれまでボーカル・レッスンも受けたこともなかったって言うんだから。完璧なロック・スターだ!」と大絶賛。今まで見たことがない“新たなトム・クルーズ”の勇姿は必見だ。

映画「ロック・オブ・エイジズ」は2012年9月、全国ロードショー。

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