17歳オタクが個人メイド募集、高給の求人に30人以上の女性が面接希望。

2011/12/23 12:42 Written by Narinari.com編集部

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日本のアニメ・マンガと、そこから派生するコンテンツは世界中にファンが多いが、隣国の中国でもそれらはもちろん、オタク文化も幅広く、そして積極的に受け入れられている。その一例がメイド喫茶。中国各地には続々とメイド喫茶がオープンしており、賛否両論はあるものの、確実に根をおろし始めている状況だ。先日、微博(中国版ツイッター)でも、あるユーザーが“個人メイド”を高給で募集し、注目を集めた。これに4日間で30人以上の女性が応募したのだが、多くのネットユーザーは仕事内容に懐疑的だ。

中国紙新聞晨報などによると、“個人メイド”の募集をかけたのは、武漢でメイドゲーム喫茶などを経営する「武漢パタポン」。彼は7,000人近いフォロワーを抱える人気ユーザーだが、今回の募集は本人が求めているわけではなく、別の男性からの依頼を受けて行ったものだという。

依頼人は湖北省武漢在住の17歳のオタク男性で、とても内気な性格から、自分のプロフィールの公開や自らメイド募集することを嫌がり、「武漢パタポン」に協力を要請してきたそうだ。

募集要項によれば、“個人メイド”の仕事はご飯を作ったり、掃除をしたりする必要はなく、いわゆる本来の意味のメイドではない。唯一の仕事と言えるのはお茶をいれることと、メイド服を着て“ご主人様”と一緒にアニメ鑑賞をすること。週休2日も保証されている。これだけの仕事で、政府が定める最低賃金の2倍以上(3,000元=約36,900円)が支給されるというのだから、額面通りに受け入れればオイシイ仕事だ。実際、募集をかけてから4日目時点で30人以上の女性(18歳から23歳)の応募があったという。

「武漢パタポン」は、依頼人から言われた内容として「雇用するメイドは英語と中国語のバリンガルならば尚良し」と語り、身体を求めるなど性的なことは絶対にないと、安全面を強調している。そして「仮にメイドが契約と異なる要求をされた場合は、法に訴えることも可能」としているが、“大人のアニメ”の鑑賞については「それは話し合いで…」とお茶を濁した。

この話題を知ったネットユーザーの反応はほとんどが懐疑的で、微博ユーザーの間では「給料は悪くないが、安全面は保証できない」といった見方が特に多い。「性的な要求はないと言っているが、そんなのはウソだ」「“大人のアニメ”を一緒に見せられたらセクハラだろう」などと批判的なコメントが寄せられ、「甘い誘いに乗せられるな」とほかのユーザーに注意を呼びかけているが、「武漢パタポン」は「それは誤解だ」と反論している。

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