“メントスコーラカー”で新記録、効率化を図り先代の走行距離上回る。

2011/12/12 17:29 Written by Narinari.com編集部

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ダイエットコーラなどが入った炭酸飲料のペットボトルにメントスを入れると、中身が勢い良く噴き上がるという、通称「メントスコーラ」と呼ばれる現象、数年前から動画などを通じて世界中の人々に知られ、近年では同時に行う人数の世界記録もあるほどだ。そんなメントスコーラの噴射する力を動力にした車作りに情熱を注ぐ男性2人組が米国にいる。昨年、動画で“メントスコーラカー”1号機を披露した2人は、このほど改良したバージョンで再度走行試験を行い、見事に昨年の記録を上回る距離の走行に成功した。  

この2人は「Eepybird」というユニット名で知られるフリッツ・グローブさんとステフェン・フォルツさん。2人は2006年からメントスコーラを使ったパフォーマンス動画をYouTubeに投稿し、一躍有名になったことでも知られている。そんな2人が、5年前から手掛けているのが“メントスコーラカー”だ。

メントスコーラを動力源にした車に人を乗せ、いかに遠くまで進めるかについて研究を重ねた2人は、4年もの月日をかけて待望の1号機「マーク1」を昨年完成させた。2リットルのコカコーラ・ゼロ108本にメントス648個を搭載した「マーク1」は、カリフォルニア州にある元海兵隊基地の格納庫で走行試験が行われ、221フィート(約67メートル)進ませることに成功。この様子を収めた映像「The Coke Zero & Mentos Rocket Car」(//www.youtube.com/watch?v=i-hXcRtbj1Y)は2010年5月31日付でYouTubeに投稿され、これまでに再生回数が336万回を超えるほど(12月12日現在)注目を集めた。

そして今回、「マーク2」なる2号機を完成させた2人は、前回の記録を超えるべくメイン州にあるサーキット「オックスフォード・プレインズ・スピードウェイ」で走行試験を実施。運転席の後ろにたくさんのコーラを乗せた荷台があった1号機に比べ、今度のマーク2は運転席の両脇にコーラを配置するデザインとなっており、だいぶスマートになった印象だ。それもそのはず、今回の動力源はコカコーラ・ゼロ54本にメントス324個と1号機の半分。1本あたりメントス6個の黄金比は踏まえつつ、推進力と軽量化のバランスを保ちながら効率化を追求した2号機となったようだ。

その結果、1回目の挑戦は209フィート(約63メートル)で終わったものの、2回目の挑戦で239フィート(約73メートル)を記録。見事先代の「マーク1」を上回る距離を走らせ、新記録樹立に成功した。今回の動画「The Coke Zero & Mentos Rocket Car: Mark II」(//www.youtube.com/watch?v=g9DVuMtbsvo)は12月7日付でYouTubeに投稿され、米メディアでも広く報じられている効果もあってか、12月12日現在で再生回数は28万回を超えている。“メントスコーラカー”に心血を注ぐ2人の成果を、皆さんもぜひご覧になってみてはいかがだろうか。

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