スタイル重視の超強気な洋服店、“似合わない”場合は店側からお断り。

2011/12/12 13:08 Written by Narinari.com編集部

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自分に似合う服を着ることで、より美しく、かわいく演出できるのが女性のファッションの醍醐味。にも関わらず、もし気に入った洋服の購入を“スタイル”を理由に店側から断られてしまったら、どんな気持ちがするだろうか。中国ではこのほど、「スタイルが悪い女性には売らない」という超強気なアパレルショップの存在が確認され、注目を集めている。

中国紙重慶晨報などによると、このアパレルショップがあるのは重慶市の江北区。オーナー選りすぐりのファッションアイテムばかりを取り揃えた高級アパレルショップ――というのが表向きのコンセプトだが、このお店が大きな注目を浴びているのは、その独特なルールにある。「スタイルの悪い女性には、たとえ顧客が欲しいと言っても売らない」「店内で扱うサイズはすべてスタイルが良い女性向け」などがそれで、ほかのアパレルショップとはひと味違うと注目されているのだ。

実はこのようなルールを設けているのは理由がある。もともとアパレル関係の仕事をしていたオーナーのファッションセンスには、古い知人や顧客から絶大な信頼が寄せられており、本人も自信を持っているそう。また、オーナーは「ファッションとスタイルの良さは切っても切れない関係にある」との信念を持っているため、店内にはスラリとした細身の女性向けのサイズしか置いていない。ゆえにスタイルが悪い客には「似合わない」と言い切り、決して販売しない方針で、実際これまでも何度か断ったことがあるそうだ。

同店は会員制で、顧客は地元のホワイトカラーが中心。多くはオーナーの昔からの顧客だが、中にはたまたま来店した女性を「美しい」とオーナーが気に入り、会員として認められたケースもある。また、会員であっても、体型が変わったりしてスタイルが悪くなれば、その逆も有り得るということだ。

ある女性会員は「以前、自慢の服を来て外出したら、同じ服を着ている女性を見てイヤだった」とコメント。同店なら重慶で“唯一無二”のアイテムを入手できると、気に入っているようだ。ちなみに、同店における会員一人当たりの最低支払い額は2,000元(約24,000円)程度で、これまでの最高支払い額は12,000元(約148,000円)とのこと。

また、「基本的に割引はない」というポリシーの同店だが、時には例外もある。香港で苦心してかき集めた自慢のアイテムを試着で完璧に着こなし、オーナーが“似合っている”と判断すれば割引してくれるそうだ。

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