植毛手術で飛行機搭乗できず、「植毛がトラブル招くとは…」と疲労困憊。

2011/12/05 04:45 Written by Narinari.com編集部

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何らかの手術を受けたばかりの場合、飛行機へ乗る際に医師の診断書を求められることがある。中国では先日、植毛手術をした男性が診断書を所持していなかったために搭乗を拒否され、ちょっとしたトラブルになった。

中国紙武漢晩報などによると、この一件は11月25日の夜、武漢発重慶行きの西部航空PN6236便でのこと。重慶で暮らす27歳の張さんは頭髪が少ないことを長年悩んでおり、11月中旬、植毛手術で有名な武漢の病院を訪れて植毛手術を受けることにした。

植毛手術自体は特に問題もなく無事に済んだのだが、張さんはその帰路でトラブルに見舞われてしまう。意気揚々と重慶に戻ろうとしたところ、頭にガーゼをあて、帽子をかぶっていた彼は職員に止められ、正直に植毛手術を受けたと事情を説明。するとこれが機長の耳にも入り、結果として張さんは搭乗を拒否されてしまった。手術を受けて間もない人が飛行機に乗るのに必要な医師の診断書を、張さんは持ち合わせていなかったからだ。

彼は術後すでに1週間が過ぎていたため、特に問題ないと軽く考えていたようだが、搭乗できないのは困ると慌てて病院へ連絡。しかし、そのとき病院は営業時間外で、機長は「傷口があろうとなかろうと、術後1週間であろうと、1か月であろうと、とにかく医師の診断書は必要」と搭乗は認めず、結局その日は、空港側が用意したホテルに宿泊する運びとなった。

翌日の早朝、張さんはすぐに病院と連絡を取り、ファックスで診断書を取り寄せることに。同時に空港の救急センターで頭部に傷口がないことを確認してもらい、最終的に山東航空SC4639便に搭乗することができた。ほかの乗客、飛行機の安全などを考慮した航空会社の計らいで、エコノミークラスから乗客の少ないファーストクラスへ無料でアップグレードしてもらえるという良いこともあったが、「植毛手術がこんなトラブルを招くとは……」と、張さんは疲れ切った表情だったという。

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