ユーキャン新語流行語大賞審査委員会は12月1日、今年の新語・流行語大賞のトップテンと大賞を発表した。今年の大賞には「なでしこジャパン」が選ばれている。　

発表されたトップテンは次のとおり。

◎2011年の新語・流行語大賞
［トップテン年間大賞］なでしこジャパン
［トップテン］絆／スマホ／どじょう内閣／どや顔／帰宅難民／こだまでしょうか／3.11／風評被害／ラブ注入

大賞の「なでしこジャパン」は、サッカー日本女子代表の愛称。今年7月にドイツで開催された女子W杯で見事に初優勝を飾り、日本に“なでしこフィーバー”を巻き起こした。国際サッカー連盟（FIFA）主催の大会で日本が優勝するのは男女を通じて史上初の快挙で、8月にはなでしこジャパンのメンバーに国民栄誉賞が授与されている。

トップテンには、東日本大震災にまつわるさまざまな言葉が多く選ばれた。震災をきっかけに日本人にその大切さを再認識させた「絆」、交通機関の混乱から首都圏の約500万人（推定）が経験したと言われる「帰宅難民」、震災直後のテレビで頻繁に流れたACジャパンのCMのフレーズ「こだまでしょうか」、震災が起きた「3.11」、福島第一原子力発電所の事故後に広まった「風評被害」と、5つの言葉が入っている。

そのほかは、急速に普及が進む新しいタイプの携帯電話端末「スマホ（スマートフォン）」、野田佳彦首相が相田みつをの詩のフレーズを引用したことで呼び名がついた「どじょう内閣」、お笑い芸人・楽しんごのギャグ「ラブ注入」が選ばれた。


☆［参考］ユーキャン新語・流行語大賞 候補語

あげぽよ／あとは流れで／アフター4／安全神話／一定のメド／エダる／エンディングノート／おかわり君／推しメン／お嬢様の目は節穴でございますか／おねえキャラ／瓦礫／がんばろう日本／絆／帰宅難民／君、きゃわゆいネェ／計画停電／原子力ムラ／こだまでしょうか／災後／再生可能エネルギー／3.11／シーベルト／自粛／ジャスミン革命／除染／スマホ／節電／ゼロではない／想定外／ソーシャルメディア／タイガーマスク／ただちに／脱原発／建屋／タブレット／地デジ難民／超円高／津波てんでんこ／東北魂／年の差婚／どじょう内閣／トモダチ作戦／どや顔／内部被曝／なでしこジャパン／ノーサイド／美ジョガー／風評被害／フクシマ50／復興／平成の開国／放射線量／ホットスポット／ぽぽぽぽーん／満身の怒り／マルマル、モリモリ／見せましょう野球の底力を／メルトダウン／ラブ注入