2人の仲間由紀恵が“共演”披露、「劇場版テンペスト3D」製作発表で。

2011/11/28 15:27 Written by Narinari.com編集部

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琉球王国を舞台にした3D映画「劇場版テンペスト3D」の製作発表会見が11月28日、東京・六本木のニコファーレで行われ、女に学問が禁じられていた19世紀の琉球王国に生まれた“真鶴”と、男として身を偽り政治の世界に身を投じていく“孫寧温”の1人2役を演じた仲間由紀恵や、共演の高岡早紀、谷原章介が登壇した。

「劇場版テンペスト3D」は日本、中国、列強欧米の狭間で揺れ動く19世紀の琉球王国を舞台に、男として生きる運命を背負った女が繰り広げる波乱万丈の物語。原作「テンペスト」(池上永一の歴史小説/角川書店)は2008年の刊行当初から瞬く間に多くの読者の心を捉え、舞台化、NHK BS時代劇でのドラマ化を経て、沖縄返還40周年を迎える2012年に3D映画として劇場公開される。

会見では実物の仲間扮する“真鶴”と、3Dホログラム映像によって作られたバーチャルな仲間が扮する“孫寧温”がそろって登場。夢の共演を果たした2人(?)の仲間は、実際に会話しているような見事な掛け合いを披露し、会場を沸かせた。ただ、仲間からは3Dが見られなかったようで、「入念にリハーサルして無事にできてよかったです」と、安堵するシーンも。

この日は3人とも撮影用の衣装を着ての登場となったが、仲間は「着物を着ると、背すじが伸びますよね」、高岡は「私のはとても重いの。でも着ると役柄に入りやすい衣装でありがたかったです」とコメント。そんな2人を目の前にした谷原は「この紅型の衣装はいいですよね。見せていただき、うれしゅうございます(笑)」と顔をほころばせた。

“真鶴”と“孫寧温”を演じた感想を聞かれた仲間は「(2人の)志の高さには、本当に頭が下がる思いです。1年以上同じ役を演じてきて、役の上での『沖縄を救う』という思いが、本当に自分で救えると思えるぐらい密な時間を過ごしました」と撮影を振り返り、「沖縄出身者として、沖縄がどのように変化していったのかを実感することもでき、本当に一生の宝物になりました」と貴重な経験になったという。

作中で仲間と高岡は敵対関係の役柄だったが、仲間は「楽しかったです(笑)」と語れば、高岡は「『今日もいじめてくれるの?』って言っていたものね」と返し、現場では和気あいあいだったようだ。

「劇場版テンペスト3D」は2012年1月28日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。沖縄では1月14日(土)より沖縄先行ロードショーとなる。

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