米国にピラミッド建設したい男、UFOの休憩や燃料補給のための施設として。

2011/11/05 09:55 Written by Narinari.com編集部

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2012年、米サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島に、ピラミッドを建設したいと考えている男性がいる。それは「宇宙人が地球にやって来た際に、休憩や燃料を補給するための施設」。具体的な資金調達方法などは不明ながら、この計画の実現に向けて、すでに島を管理する国立公園局にも建設許可の申請を行っているそうだ。  

この男性は、コメディ作家やミュージシャンなどの仕事をしているという“UFOフィル”ことフィル・ヒルさん。ヒルさんの公式サイトによると、彼が宇宙人の存在を信じるきっかけとなったのは1972年、まだ1歳の頃だった。この年に宇宙人に誘拐され、体内に小さなチップを埋め込まれた彼は、そのおかげで音楽や宇宙人と会話する能力が“植え付けられた”そうで、その後宇宙人との交流や研究を重ねて“UFOフィル”へと成長。宇宙人と地球人の平和のために、さまざまな活動を行ってきたという。

そんな彼が、このほど米ニュースサイトのハフィントンポストなどに明かしたのが、アルカトラズ島へのピラミッド建設計画だ。エジプトを始め世界各地で作られたピラミッドは、お墓や天文台、神殿などの目的のために、人力で建造されたというのが一般的な考え方だが、UFOフィルさんに言わせれば、少なくともエジプトのピラミッドは宇宙人が作ったもの。しかも建設目的は「巨大な石の発電所」というから驚きだ。

そして彼は、別の銀河で作られ、ピラミッドの仕組みが書かれた「秘密の青写真と概略図」を所有していると主張。それに基づいて、今年7月にアルカトラズ島と、「緊急用の代替地として活用する」ハリウッドにピラミッドを建設するよう、宇宙人からの命令があったらしい。そのため、彼はすでにアルカトラズ島を管理する国立公園局へ「2012年の建設」を目指して働きかけを行ったとしているが、国立公園局はハフィントンポストの取材に応じない状況とも。YouTubeに公開されている動画では、計画を楽しみと言わんばかりに概要を明かしている彼だが、その見通しは極めて不透明(非現実的?)と言えそうだ。

というのも、彼は今年2月にもコロラド州で今回と似たピラミッドの建設計画を発表し、結局「その計画は進展しなかった」との“前科”もあるから。さらに2012年6月10日に宇宙人が出現すれば、「マヤの予言と一致する」という“宇宙人向けのライブコンサート”をカリフォルニア州で開くとしているが、これも「レディー・ガガやカニエ・ウェスト」(米放送局NBCベイエリアより)など大物に出演依頼したとしており、この実現性には「?」が付くと言わざるを得ない。

公式サイト内ではUFOに関する映画や歌、関連グッズを販売していることもあり、こうした発表をする彼の目的に「注意するべきだ」と、米メディアも懐疑的な見方をしている。彼が語ることがもし本当ならば、そうした疑念を払拭するためにも、計画を実行に移して世界に宇宙人の存在を証明する以外にはない。果たしてこのピラミッド建設と共に、来年のコンサートを実現させるのか、注意深く見守っていきたいところだ。

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