映画「ベルセルク」とAIがタッグ、エンディングテーマ曲を書き下ろし。

2011/10/28 10:00 Written by Narinari.com編集部

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2012年2月4日に公開される映画「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」のエンディングテーマに、AIの新曲「ウツクシキモノ」が起用されることがわかった。AIとしては、ファンタジー作品への初の書き下ろしとなり、「ベルセルク」としても女性アーティストと組むのは初と、お互い初同士のタイアップとなる。

「ベルセルク」は1989年から「ヤングアニマル」に不定期で連載され、累計発行部数3,000万部を突破した人気マンガ(※前身の「月刊アニマルハウス」含む)。現在進められている映画化プロジェクト(サーガプロジェクト)は、20年以上にわたって描かれた原作すべてを対象に順次映像化していくもので、まずはファンの間で最も人気が高く、最もドラマチックな展開を見せる“黄金時代”を3部作構成で映画化し、その第1弾「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」が来年公開となる。

今回、楽曲の制作にあたっては、映画制作陣とAIとの間で綿密な打ち合わせを幾度となく実施。その結果、スケール感あふれるオーケストレーションにのせて力強く歌う、壮大なサーガプロジェクトにふさわしい楽曲が完成したという。

AIは「ベルセルク」について、「最初は『ちょっとエグイけどどういう内容なんだろう?』と思いながら読んでました。それが2巻、3巻、4巻…とドンドン読んでいくうちにハマっちまいました。鷹の団の登場からやっと『なぜこの人たちこうなっちゃったんだろう?』というのが少しずつ分かってきて、さらにハマっていってしまいました」と、すっかり虜になってしまったそう。

書き下ろした「ウツクシキモノ」については、「最初はキャスカ的な見方からの歌詞にしようと思っていたんですが、ベルセルクの製作陣のみなさんとやりとりしていくなかで『やはりガッツの気持ちを書いた方が良いのか』と方向が定まり、制作を進めていきました」と、裏話を披露。そして「そういったベルセルク製作陣からの『今までベルセルクを読んできてくれたファンの皆さんが納得いくような歌にして欲しい』という熱い思いを凄く感じながら作ったので、そのような思いがこの歌を通して伝われば良いなと思っています」と、この曲に込めた想いを語っている。

また、「ヤングアニマル」(白泉社)編集部の「ベルセルク」担当編集・島田明氏は「AIさんには『本当』にベルセルクのファンになっていただきました。目の前でベルセルクを熱く語る『歌姫』はとてもパワフルで、しっかりと作品を理解してくれていました」と、AIのハマりぶりを紹介。楽曲については「この『ウツクシキモノ』は、ガッツと彼を応援するファンの心にキチンと寄り添った詩です。言葉を紡いでくれたAIさんの半端ない姿勢に、歌とはこうやってキャラクターと世界を描き、聴かせる人に届くよう工夫するものだと少しわかった気がします。ある種、『萌え』を感じる方もいると思います。ベルセルクという表現物が新たなる表現者を得て産まれた『歌』を劇場で是非感じてください」とコメントしている。

なお、「ウツクシキモノ」は、映画公開前の1月にデジタルシングルとして配信リリースする予定。詳細はAIおよび映画公式サイトにて随時発表していく。

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