“みんなの食べたい鍋”大調査、「好きな鍋」や「試してみたい鍋」1位は?

2011/10/27 15:24 Written by Narinari.com編集部

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涼しくなる秋、寒くなる冬にピッタリの料理といえば、なんと言っても鍋料理。昔から親しまれてきた定番の鍋に加え、近年は「火鍋」などの海外からやって来た鍋や、「トマト鍋」や「チーズ鍋」といった新しいタイプの鍋も登場するなど、新興の鍋メニューもジワジワと人気が出てきている。そうした中、リクルートのクーポンマガジン「HOT PEPPER」は、「みんなの食べたい鍋ランキング2011」のアンケート調査を実施した。

この調査は「HOT PEPPER」の読者、20〜50代の男女2,189人を対象に行われたもの。まず、単刀直入に「好きな鍋」についてたずねたところ、その結果は次のようになった。

◎「好きな鍋」ランキング
1位 キムチ鍋(347票)
2位 すき焼き(295票)
3位 モツ鍋(282票)
4位 しゃぶしゃぶ(194票)
5位 鶏の水炊き(166票)

1位に選ばれた「キムチ鍋」は、昨年の同ランキングでもダントツの1位。投票の理由としては、「発汗作用があるし、辛さが元気をくれるので」(31歳女性)とキムチの辛さで体が温まるという意見が多く寄せられた。また、「おかずにもつまみにも万能な一品だから」(40歳女性)と、冬だけではなく、オールシーズンOKという人も。スープが肉でも魚介でも合う万能さも魅力のようだ。

また、2位の「すき焼き」は「甘さが好きだし、家族団欒な感じがするから」(39歳男性)、5位の「鶏の水炊き」はあっさり味が好みの人から票を獲得。シンプルなだけに素材の旨みを堪能でき、タレで好みの味付けができる“個食”の自由さもあることがポイントとなる投票が多くみられた。

続けて、“海外の友だちに言いたい「これぞ日本の鍋」”との視点で投票を実施。その結果は次のようになっている。

◎海外の友達に言いたい「これぞ日本の鍋!」
1位 すき焼き(520票)
2位 おでん(303票)
3位 ちゃんこ鍋(268票)
4位 寄せ鍋(232票)
5位 しゃぶしゃぶ(121票)

全体的に海外でも知られている知名度や日本的な味付け、食べやすさなどを考慮した鍋がランクイン。1位の「すき焼き」は「坂本九さんの歌が有名なので興味をもたれそう」(56歳男性)、「ネームバリューがある」(42歳男性)と知名度先行型の評価が多い。2位の「おでん」は「コンビニでも買えるほどポピュラー」(29歳女性)、「ダイコンなど日本の食材を和風の味付けにしているから」(36歳女性)と、手軽さの中にも和風を感じられる要素があるとの声が多く寄せられた。また、3位の「ちゃんこ鍋」は「相撲取りの食事だ、と説明できるので」(31歳女性)、「海鮮や肉、野菜と盛りだくさん。両国に案内したい」(35歳女性)
と、文化や観光面も兼ね合わせて紹介できることがポイントに上がっている。

さらに細かく、サラリーマンには「おごられたい鍋」、20代OLには「一度試してみたい鍋」についても質問。結果は次のようになっている。

◎サラリーマン男女に聞いた「おごられたい鍋」
1位 フグちり
2位 すき焼き
3位 しゃぶしゃぶ
4位 カニしゃぶ
5位 すっぽん鍋

このランキングでは、自分では高くて無理というお鍋でも、御馳走してもらえるなら……という期待のこもった高級かつ豪華な鍋がランクイン。特に世代別で差が見られ、例えば20〜30代は「なかなか自分では買えない」(25歳女性)などの評価ポイントで4位の「カニしゃぶ」への投票が多く、40〜50代は「本物は高くて食べる機会がないから」(56歳男性)、「おいしいとは聞くが食べるチャンスが無いので」(40歳女性)の理由で1位の「フグちり」への投票が多数を占めた。

◎20代OLに聞いた「一度試してみたい鍋」
1位 チーズ鍋
2位 クラムチャウダー鍋
3位 トマト鍋
4位 塩すき焼き
5位 餃子鍋

流行に敏感な女性たちが気になっているのは、ユニークな具材を使う“変わりダネ”鍋が多かった。「シメに作るリゾットが抜群においしいと思う」(29歳女性)と評価が高かったのは、チーズフォンデュとは違い、和風だしベース、コンソメベースなどのスープにチーズをプラスする1位の「チーズ鍋」。飲食店では、今年はチーズもクリームリーズ、カマンベールなど種類も豊富なメニューを出す予定が多いという。

また、5位の「餃子鍋」は、昨年ごろから全国的な広がりを見せている、博多の新名物メニュー。餃子の具はもちろん、スープやつけダレによってもバリエーションが広がるため、今後の展開に期待がかかる注目株だ。

なお、「HOT PEPPER」11月号では、このほかにも「とことん飲みたいときの鍋」「女子会で囲みたい鍋」「美しくなる鍋」などのテーマに加え、「エリア別に見る!“日本全国鍋事情”」と題し、「好きな鍋」「好きなシメ」「冬季に鍋を食べる頻度」を北海道・東北、関東甲信越、中部、近畿、中国四国、九州別に調査している。鍋好きには見逃せない特集と言えそうだ。(※渋谷・恵比寿版、新宿版、銀座版、池袋版には未掲載)

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