満島ひかりが海老蔵裏話披露、映画「一命」の撮影で赤ちゃんに苦戦。

2011/10/06 03:24 Written by Narinari.com編集部

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三池崇史監督が主宰し、プレゼンターを務めるイベント「第5回 三池崇史監督presents大人だけの空間」が10月5日、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われ、最新作「一命」に出演する女優の満島ひかりとトークライブを行った。

「一命」は、滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」が原作で、貧しくとも愛する人と共に生きることを願い、武家社会に立ち向かった2人の侍(津雲半四郎:市川海老蔵/千々岩求女:瑛太)の生き様を描いた作品。今年5月の第64回カンヌ国際映画祭では、同映画祭史上初の3D上映されたことも注目を集めた。劇中で満島は海老蔵の娘役を演じている。

満島は“父”海老蔵について「すごく純粋な方」との印象を抱いたそう。また、「あれだけ、現場で演じている時とそうでない時の切り替えが一瞬で出来る役者さんは初めて見ました」と、役者としての凄みを感じたという。ただ、満島の息子役の赤ちゃんには苦戦していたようで、「赤ちゃんが大変でしたよね。6時間くらい泣いてしまって……。海老蔵さんが抱くと泣いてしまうんですよね(笑)」と撮影時の裏話を披露した。

そんな海老蔵も、実生活では7月に小林麻央夫人との間に女児が生まれ“パパ”に。三池監督は先日行われた「一命」完成披露試写会の際に、「(海老蔵が)『昨日おむつかえたんですよ』とか、『かわいいんですよね』とか言っていて、普通なんだな」と思ったそうだ。

そして映画監督の石井裕也監督との結婚生活を送る満島は、三池監督から「今は幸せですか?」と問われると、「幸せです(笑)」とニッコリ。それに対し三池監督が「何かむかつくよね(笑)。何か幸薄そうな印象だし、映画でも演じた役がそうなっていくんですよね(笑)」と返す一幕も。

さらに三池監督から「女優はこうだとかそういう意識ある?」とたずねられると、満島は「自分自身じゃない時間があるじゃないですか。例えば、映画の中でのお父さんや旦那さんがいて……その人たちに気持ちが向いてしまう瞬間があると、何だか、本当のお父さんに申し訳なくなってきて、嫌にになる時もありますね。でも面白いんですよね」と自身の“女優観”を語った。

最後に「一命」について、三池監督は「すごい辛口かもしれないけど、すごく優しい映画」とコメント。満島も「何度でも言うけど、とても大好きな映画です。観たあと、純粋な気持ちになれる映画だと思います。私は、試写で観た後、1日に何度も映画のことを噛みしめました。自分が関わった作品でこんなに純粋な作品はなかったので、三池さんは本当にすごいなと思いました。是非、皆様に愛してもらえる作品になればいいなと思います。本能で観て下さい」と語り、イベントを締めくくった。



☆「一命」作品情報
海外版タイトル:「HARA-KIRI: Death of a Samurai」
企画・プロデューサー:中沢敏明、ジェレミー・トーマス
原作:滝口康彦「異聞浪人記」
監督:三池崇史
脚本:山岸きくみ
音楽:坂本龍一
出演:市川海老蔵、瑛太、役所広司、満島ひかりほか
2011年10月15日(土)ロードショー



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