演奏しながら高速道路を疾走、ロシア人バンドの“特別ステージ”が話題に。

2011/10/04 04:58 Written by Narinari.com編集部

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誰にも邪魔されない車の中で大好きな音楽をかけて、気分良く歌っているという人も多いことだろう。貴重なプライベート空間だけにそれはそれで大いに結構なことだが、時にはあまりにも音量を大きくし過ぎて、車外への音漏れで周囲から冷たい視線を浴びる車を見かけることもある。しかし、広い世界には上がいるもので、音漏れの比ではない大音響を撒き散らしながら高速道路を疾走していたロシアの3人組が、いま、注目を集めている。彼らがほかの人と少し違ったのは、音を出していたのが車のスピーカーではなく、彼らが演奏する楽器だった点だ。

この動画は10月2日付でYouTubeに投稿された「Бременские музыканты. Наши дни. 」(//www.youtube.com/watch?v=0zxxM9EYQzY)。日本語に訳すと「ブレーメンの音楽隊」とタイトルが付けられたこの動画は、モスクワの高速道路上で撮影されたものだ。片側4車線の広い高速道路をすいすいと流れる一般車に紛れて、撮影者の車の前に不思議な乗り物に乗った3人組が映し出される。

接近して横に並ぶと、その乗り物はサイドカー付きの大型バイクだとわかるのだが、乗っている彼らの行動があまりにも変。バイクを運転する男性の後ろにはギターをかき鳴らす男性が乗り、サイドカーにはドラムセット一式を設置し、それを一心不乱に叩く男性が乗っている。まるで追い抜いて行く車のドライバーたちに聞かせようとばかりに、風を切りながら演奏をしている彼らの行動は“クレイジー”の一言だ。

このパフォーマンスをしているのは、モスクワで音楽活動をしているアレキサンダー・イシューチンさんとそのメンバー。一歩間違えれば危険な印象も受けるが、奇抜なパフォーマンスだけに、この動画はヨーロッパのメディアを中心に紹介され、再生回数は10月4日現在で27万回を突破した。ほかでは考えられない、彼らの“特別ステージ”をぜひご覧になってみてはいかがだろうか。

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