3割が車の運転で「居眠り・漫然」、実践している眠気への対処法は?

2011/09/21 11:38 Written by Narinari.com編集部

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SBIホールディングスは、9月21日から30日まで「秋の全国交通安全運動」キャンペーンが実施されるのに合わせ、「運転中の眠気」に関するアンケート調査を実施した。

この調査は7月28日〜9月6日の期間、インターネットで1,548人を対象に行われたもの。まず、「車の運転中にピンチやヒヤリとした経験」についてたずねたところ、1位は「居眠り・漫然走行」(32.8%)だった。これに「トイレに困った」(10.6%)、「他車の急ハンドル・急ブレーキ」(8.5%)、「人・車・動物の飛び出し」(8.4%)、「よそ見運転」(5.6%)、「天候・自然現象」(4.9%)が続いている。

トップの「居眠り・漫然走行」の具体的な体験談としては、「居眠りで高速道路の中央を走っていた」(神奈川県・50代男性)、「トンネルの中で暗くなり、ついうとうとしてしまった」(山口県・50代女性)、「睡魔を我慢して数分居眠り運転をし、ちょうどカーブのときに目を覚まし、難を逃れた」(山形県・40代女性)、「自分は寝ていないつもりでも同乗の家族に寝ていたと言われた」(千葉県・50代男性)といった声が寄せられている。

全体の約3割以上が居眠り、もしくはボーッとしたままの運転でヒヤリとした経験を持つことがわかったが、では、実際にそうした眠気への対処はどのようにしているのだろうか。「車の運転中に眠くなったらどのように対応しますか?」との質問では、トップは「休憩する・寝る」(87.3%)に。以下、「飲み物を飲む」(37.3%)、「食べ物を食べる」(25.5%)、「音楽を聴く」(18.3%)、「歌う」(15.8%)となっている。

ちなみに、どのように眠気対策を行っているかを自由記述で回答してもらったところ、「クールなウエットタオルで顔(特に目の周り)を拭く」(北海道・50代男性)、「ひとりでもしゃべる。体を動かす」(兵庫県・40代男性)、「経験上、5分仮眠を取るだけで、眠気をある程度回避できる為、必ず仮眠を取るようにしています」(福岡県・40代男性)、「コーヒーを飲んだり、すっぱいレモン味の飲料をのんでリフレッシュに努める」(東京都・40代・男性)などの“実践法”が寄せられた。

警視庁の「平成22年中の交通事故の発生状況」によると、過労運転、よそ見運転、漫然運転(ぼんやりとしながら運転すること)、覚定走行(目も開いており、居眠りではないが、注意力が著しく散漫になっている状態)による事故は、交通事故発生原因全体の23%を占めている。事故を起こせば取り返しの付かない事態になることもあるだけに、ドライバーは疲労に対する十分な自覚と、常に注意を払う意識を持って運転に努めたいところだ。

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