「プリントゴッコ」完全終了へ、消耗品の販売やサポート業務も打ち切り。

2011/09/20 15:55 Written by ナリナリ編集部

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理想科学工業は9月20日、34年の歴史を持つ「プリントゴッコ」事業を終了すると発表した。終了の期日は2012年(平成24年)12月28日としている。

「プリントゴッコ」は家庭で手軽に年賀状や布への印刷ができるツールとして、1977年(昭和52年)に誕生。特に年賀状作成ツールとしての人気は高く、1987年(昭和62年)には年間販売台数が72万台を突破、1993年(平成5年)には年間売上金額153億円、1996年(平成8年)には累計販売台数1,000万台を超えるなど、同社の大ヒット商品となった。

しかし、モデルチェンジや進化を続けながらも、パソコンと家庭用のプリンター普及の波には勝てず、徐々に「プリントゴッコ」は売上げがダウン。2008年(平成20年)6月には「プリントゴッコ」本体の販売を終了し、以降はランプ・インク・マスターなどの関連消耗品の販売、サポートなどを続けていた。

事業終了を決めた理由は、「需要の減少がいっそう進んだため各種消耗品の継続生産が難しく事業継続が困難であると判断」したとのこと。これにより、2012年12月28日をもって、消耗品の販売やサポート業務などもすべて終了し、34年間の歴史に幕を閉じることになる。

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