「ももクロZ×初音ミク」に喝采、ドイツ開催の文化庁メディア芸術祭で。

2011/09/15 16:13 Written by Narinari.com編集部

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9月10日、文化庁がドイツのドルトムントで開催した「文化庁メディア芸術祭ドルトムント展2011」のプレオープンイベントがニコニコ生放送で中継され、日本からももいろクローバーZのほか、ニコニコ動画でも活躍するボーカロイドPのsasakure.UKが出演した。また、イベント第二部として「DOMMUNE Dortmund Tokyo」の模様も生中継。展示やパフォーマンスで参加している日本人アーティストたちによるトークセッションや、Ingo SaengerのDJライブなどが行われた。

文化庁メディア芸術祭は、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的に、平成9年度から毎年開催されているメディア芸術作品の顕彰と展示の場。その中でも盛り上がったのは、ももいろクローバーZと、CG映像で登場した初音ミク・鏡音リンとコラボした「最強パレパレード」だ。このコラボのために、sasakure.UKがボーカルの一部を初音ミクでマニュピレートし、onom+kmdがMMDと舞台に設置された特殊なスクリーンを用いて映像演出を担当したとのこと。会場に集まったファンとニコ生視聴者を盛り上げていた。

プレオープンイベントがスタートすると、まず姿を見せたのはももいろクローバーZのメンバーだ。「行くぜっ!怪盗少女」や「chai maxx」「ココ☆ナツ」といったノリノリの楽曲とダンスで一気に会場を盛り上げたメンバーは、普段のライブで行っているそれぞれの挨拶をドイツ語で披露し、会場から喝采を浴びた。

その後も「Z伝説〜終わりなき革命〜」「Dの純情」「ワニとシャンプー」「走れ!」「このうた」などの楽曲を休むことなく歌って踊ったももいろクローバーZは、ここでCG映像で登場した初音ミク・鏡音リンと一緒に「最強パレパレード」を熱唱。アイドルとボーカロイドという珍しいコラボの実現に、現地の観客はもちろん、ニコ生で視聴していたファンからも、絶賛コメントと拍手を表す「888888」弾幕が画面を覆い尽くした。

そんな盛り上がりが最高潮に達したところで、ステージにsasakure.UKが登場。「ナキムシピッポ」などに加え、「Just Be Friends」「愛言葉」「ワールドイズマイン」といったニコニコ動画の人気ボーカロイド曲のアレンジヴァージョンをセットリストに盛り込んでライブを披露した。原曲とはまた違った良さを持つリミックス曲と、巨大スクリーンを使った美麗な映像の数々に、観客は終始圧倒された様子だ。

プレオープンイベントに続いては、ライブストリーミング番組「DOMMUNE」による現地からの生中継がニコニコ生放送で初めて放送され、sasakure.UK、ももいろクローバーZらが出演してトークセッションを実施。sasakure.UKは、今回のパフォーマンスについて「ボーカロイドをあまり知らない人たちの中でライブができて、ボーカロイドの文化を伝えられたと思います」と手応えを感じたようだ。

一方のももいろクローバーZは、ドルトムントのサッカーチームで活躍する香川選手をモチーフにしたコントを突然始めたり、司会者に「私たちの中で誰が好きですか?」と質問して困らせたりと、何とも自由気ままなトークセッションを披露。また、ライブを振り返り、リーダーの百田夏菜子は、「言葉は通じなくてもライブなら心は通じている気がしました。手を振ったときに手を振り返してくれて、それが嬉しかったです」と喜びを語っている。

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