1日で250軒の“はしご酒”記録、米国の酒好き13人がギネス記録を樹立。

2011/09/07 10:13 Written by Narinari.com編集部

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人が集まる繁華街を歩いてみれば、目移りするほど立ち並んでいる飲食店の数々。看板に書かれた自慢の料理やお酒のレパートリーを見て、どの店に入ろうか悩むなんていうことはよくある話だろう。しかし、ニューヨークに集まった13人のグループは、迷うことなく次から次へと店に入り、ギネス記録の更新に挑んだ。その記録は“はしご酒”した店の数を24時間でどれだけ増やせるかというもの。昨年、シカゴのグループが作った「170軒」の記録更新を目指して、朝からひたすらお酒を飲み続けたそうだ。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースによると、この記録に挑んだのは、ヘッジファンドでアナリストを務めている33歳のクリス・ソラーズさんがリーダーの13人グループ。「Thirsty 13(喉が渇いた13人)」と呼ばれる彼らは、昨年、シカゴのグループが樹立した「1日で170軒のバーを訪れた」ギネス記録を破ろうと、9月3日の朝、ニューヨークに集まった。

グループはこの夏の間に、イーストビレッジ地区にある420のバーやレストランを訪ねて地図を作成。本番に向けて「綿密な計画」(英紙デイリー・メールより)を立て、万全の準備を行ってきたそうだ。そして迎えた9月3日、朝早くから集まった彼らは8時45分にマンハッタン14丁目にあるパブに入り、記録挑戦のスタートを切る。

この挑戦のルールは、店に入ったらグループの1人が必ず「半パイント(約240ミリリットル)のお酒」を飲み、その証拠をカメラで撮影すること。記録達成には1人平均15杯以上は飲まなければならず、勇ましく挑んだ彼らとて、その道のりは決して楽ではなかったようだ。巡った店は「ピザ屋、日本酒バーに欧州風ビストロ」(ニューヨーク・デイリーニュース紙より)などさまざまで、「ビールを飲んで目が覚めた」とTwitterでつぶやくなど、当初はそれぞれの店での酒を楽しむ余裕もうかがわせていた。

ところが、店の数が増えるに従ってやはりペースダウン。途中で時間通りに次の店に行けるか心配になった場面もあったようだが、それでも13人が団結して飲み続けていった結果、スタートから10時間後の午後6時には170軒の記録を突破し、新記録の樹立に成功した。これで再び勢いがついたのか、直後の172軒目の店では夕食を食べ、彼らはさらに記録を積み上げていった。

夜通し続けられた挑戦により、結局彼らが24時間で巡った店の数は250に。前の記録を大幅に上回り、彼らの挑戦は幕を閉じた。この快挙達成にリーダーのソラーズさんは、「こんな友だちがいるのは本当に幸せだよね」とコメントし、一緒に無茶をやってくれた仲間たちの存在に改めて感謝している様子。今後は体と相談しながらゆっくり酒を楽しみつつ、グループの親交をさらに深めていって欲しいものだ。

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