観光地の“処女は無料”で物議、関係者が明かしたキャンペーンの理由は。

2011/09/02 11:41 Written by Narinari.com編集部

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秋に星のような小さな花を咲かすモクセイ(木犀)は、原産地・中国では「桂花」と呼ばれ、「桂花の開花は幸福を呼び込む」として大変親しまれている。そんなモクセイで有名な観光地が、このたび一風変わったキャンペーンを展開して物議を醸しているようだ。  

中国メディア長沙新聞網などによると、問題のキャンペーンは湖南省瀏陽市にある周洛景区が展開したもの。数日前に告知されたキャンペーンの内容はいたって単純で、「処女は入園料を無料にする」という内容だ。園内に植えられた数万本のモクセイの花が咲き乱れる桂花節期間(9月17日〜25日)に実施され、満22歳以上の女性のみに適用される。ちなみに、処女であるかどうかは確認のしようがないため、あくまでも“自己申告”で良く、年齢確認は身分証で行うとのこと。該当する女性は入園無料の特典を受けられるほか、その場で粗品もプレゼントされる。

気になるのはなぜこのようなキャンペーンを始めたのかだが、観光地の関係者は「モクセイは清らかなイメージ。そのイメージと処女の純朴さはピッタリです」と理由を説明し、「キャンペーンは(中国政府が提唱する)“調和のとれた社会実現”に役立ちます」「全女性を無料にするわけにはいきませんので」などと弁明したものの、キャンペーンの存在が知られるや否や、批判の声が噴出した。

あるネットの調査では、77%がこのキャンペーンは「低俗」と回答。これは「独創的」と前向きな評価をした人の約7倍に達している。また、「処女が無料なら童貞も無料にしろ」など男女平等を訴える意見も飛び出しているようだ。

なお、中国では昨年4月、河南省のある企業が「処女かつバストCカップ以上の女性限定」との条件を付けた茶摘みアルバイトを募集。この求人はすぐに物議を醸し、関係者が謝罪するという騒動が起きている。

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