36年同番号買い続け8億円当籤、オーストラリアの夫婦のこだわりが結実。

2011/09/02 08:30 Written by Narinari.com編集部

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大金を手にするチャンスが得られるとあって、世界各地で人気となっている宝くじ。大きな当たりをゲットするには、強運や買い続ける根気も必要で、そう簡単に当せんできるものではない。オーストラリアで先日、ロトくじの1等1,000万オーストラリアドル(約8億2,500万円)を射止めた夫婦のケースでは、36年間も同じ番号を買い続けた末に、やっと大当たりを掴んだという。

豪紙ヘラルド・サンによると、この高額賞金が飛び出したのは「パワーボール」という同国のロトくじ。例えば日本の「ロト6」だと、43個の中から好きな数字6つを選ぶ仕組みになっているが、「パワーボール」の場合はその仕組みが少し複雑だ。オーストラリアのルールは、まず45個の数字から5つを選び、さらに別の45個の数字が並ぶプールから1つの数字を選ぶというもの。選ぶ数字が多い上に、6つ目の数字が当せん難易度を高めている分、「ロト6」よりも大金にたどり着くまでの道のりは険しいが、それだけ賞金額もかなりの高額が期待できる。

オーストラリアでは毎週木曜日の夜に抽選が行われているが、8月25日にも抽選会が開かれ、それら6つの数字をすべて当てた1等1,000万オーストラリアドルの当せん者がいた。見事に1等を射止めたのは、ビクトリア州カヤブラムに住んでいるという夫婦。匿名を条件にヘラルド・サン紙にコメントした夫婦は、「生活が変わるだろう」と当せんを喜んでいるという。

この夫婦は、以前から「パワーボール」以外にもさまざまなロトくじを購入しては楽しんでいた、いわば長年の宝くじ愛好家。その際に、夫婦は必ず「同じ番号」を選択して買っていたそうで、実に36年間も数字を変えず、ひたすら当たりを待っていたという。そして8月25日の抽選で2人が買った「14・21・27・28・44」の数字と、6つ目の番号「43」の組み合わせがめでたくビンゴ。まさに初志貫徹により大金ゲットに成功したというわけだ。

抽選の翌日、高額当せん者が誰なのかを親戚とも話していたという夫婦。2人はチケットの当落を確認するためか、ちょうどくじを買った店に向かおうとする直前に連絡を受け、当たったのが自分たちと分かったそうだ。

これまで「長く家計の収支に苦労していた」としながらも夢を追い続け、36年間のこだわりが実を結んだこの夫婦。8億円の使い道は「家族や友人にいくらか援助する」以外、今後の生活資金として大切にしていくと話している。

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