世界中のユーザーたちが過ごしたそれぞれの“一日”を撮影し、動画を投稿。その中から魅力的な映像を編集して1本のドキュメンタリーに――。そんなプロジェクト「LIFE IN A DAY」をご存知だろうか。このプロジェクト、YouTube上で動画募集の告知をスタートさせると、世界192か国からのべ80,000本、時間にすると、なんと4,500時間を超える作品が寄せられ、ドキュメンタリー映画として一本の作品が完成した。
誕生した映画「LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語」は、製作総指揮をリドリー・スコット監督(「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエータ―」など)と、弟のトニー・スコット監督(「トップガン」など)の兄弟が担当。ユーザーが撮影した映像を紡いだソーシャルムービーとして、世界の“2010年7月24日”が95分に凝縮されている。
作品に登場するのは、思いを寄せる女性にフラれた米国人青年、満月の日だったのでヴィシュヌ神に供え物をするバリの女性、自転車で世界を旅する韓国人男性、靴みがきのペルー人少年など総勢332組342人。日本からはカメラマンの相川博昭さんが投稿した映像が選ばれており、一人息子と暮らす日常風景が映し出されている。動画が織りなす美しく、ユーモラスで、感動的な映像たちは、今まさに地球上で起こっているだろう日常を追体験させてくれるものだ。
8月27日から、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全20劇場、オーディトリウム渋谷ほか全国公開。