「桃鉄」シリーズが消滅の危機? さくまあきら氏が日記に弱気な発言。

2011/08/18 17:48 Written by Narinari.com編集部

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ハドソンの人気ゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの“生みの親”であるさくまあきら氏が、公式サイトの日記でシリーズの今後についてコメントをつづっている。

このコメントは8月17日に更新された日記の中で、読者から寄せられた「プレステ3版の桃鉄は発売されないのですか?」との質問に答えたもの。さくま氏は「それがもうハドソン内部がガタガタで、誰に決定権があるのかが、さっぱりわからない。いろんな人が、勝手なことを言っている」と、発売元のハドソンの社内事情を説明した上で、「そんなわけで『桃鉄』は放置されたまますでに半年になろうとしている」と、シリーズが置かれている現在の状況を明かしている。

そのため、シリーズの今後は「たぶんこのままだと消滅する運命をたどりそうだ」と、悲観的な発言も。そして、東日本大震災後、さくま氏が構想していた新作についても、「東日本復興編だけは作りたかったなあ…」と弱気な様子だ。8月12日付けで共同通信が「東北復興編で『桃鉄』新作を さくまさん構想」との記事を配信したばかりのタイミングだけに、一転して製作断念とも取れる発言が飛び出したことを残念に思うファンは少なくないだろう。

「桃鉄」シリーズは、最新作となる予定だったWii版「桃太郎電鉄2012(仮)」が震災の影響で製作中止に。さくま氏は4月15日付けの日記で「当初予定していたWii版『桃太郎電鉄2012(仮)』は、東日本大震災で、三陸沖が被災してしまったこともあって、描きづらいので、正式に製作中止となった」とファンに報告していた。

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