声優でタレントの平野綾が8月12日、所属事務所のスペースクラフト・エンタテインメントを退社することを公式ブログで報告している。

12日付けのエントリー「お知らせ」は、事務所を辞めるに至った経緯と、今後について説明する内容。事務所との退社の話し合いは昨年の誕生日（10月8日）頃から始まったものの、「なかなかスムーズに協議が進まず」現在に至ったという。退社の理由については「一番の大きな理由は方向性が一致しないこと」を挙げている。

ただ、長年の活動の中で方向性に齟齬が出てきたとはいえ、事務所に対しては感謝の気持ちも。「スペースクラフトさんには、子役でデビューした時からお世話になっていますので、凡そ人生の半分以上を過ごしたことになります。今の自分があるのは勿論スペースクラフトさんのお陰ですし、様々な分野においてとても普通ではできないような経験をたくさんさせていただいたことには、深く感謝しております」と、声優としてブレイクし、その後も活動の幅を広げるきっかけを与えてくれたことには恩義を感じ、感謝の言葉をつづっている。

平野からの発表前に、一部報道では「解雇」などと伝えられ、ファンの間では先行きを不安視する声も聞かれたが、この点については「次にお世話になる事務所さんも決まっています」とのこと。具体的に事務所名は明かしていないが、「昨年のライブでお世話になったところで、私の仕事をとても理解してくださり、何より一緒に頑張ろうとやる気を持って取り組んでくださる、とても愛のあるスタッフさんが揃っています」と、自身にとって良い環境だと感じているそうだ。

現在はすでに「毎日これからの展開について打ち合わせをしている」状態で、「近々皆様に嬉しいお知らせも発表できるはずです」としており、事務所移籍に伴う休業期間などはない模様。そして最後は「つーか、これからっしょ」と、平野らしい言葉でエントリーを締めくくった。