1組115万円のダイヤ付きコンタクトレンズ、妻の歯を見て思い付く。

2011/08/10 17:01 Written by Narinari.com編集部

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インドで“世界初”を謳う煌びやかなコンタクトレンズが登場し、注目を集めている。それはダイヤモンドと金をあしらった豪華なコンタクトレンズ。もちろんお値段もそれなりで、1組の価格は1万5,000ドル(約115万円)もするそうだ。

米ニュースサイトMSNBCなどによると、このコンタクトレンズを開発したのは、インド・ムンバイのシェカール・アイ・リサーチセンターに勤めるチャンドラシェカール・チャワンさん。そのアイデアは、チャワンさんの妻の歯がきっかけだった。

もともと砂金を使ったコンタクトレンズの研究・開発を進め、輝きが足りないと悩んでいたチャワンさん。ある日、妻がダイヤモンドをあしらったキラキラの歯を歯医者で入れて帰ってきたとき、ピンと来るものがあった。そこで早速金やダイヤモンドをあしらったコンタクトレンズを試作。周囲に反応を確かめてみた。

すると、見た目を怖がる人もいたそうだが、この点については慣れの問題とあまり気にせず、むしろ「ほとんどの人が気に入ってくれた」と自信を深めることになったという。

英紙デイリー・メールによると、制作されたのはホワイトゴールド、イエローゴールドの縁取りのみのタイプと、それぞれに18粒のダイヤモンドを加えた計4タイプのレンズ。生産枚数は3,996枚に限定され、チャワンさんはインドのほかに海外での販売も視野に入れている。そして販売によって得られた収益は、失明や死に至る場合もある病気「スティーブンス・ジョンソン症候群」に悩む患者のために活用される予定だ。

一部の専門家の間には、眼に異物を入れることになるそのデザインや、今回使用されたボストンレンズと呼ばれる、通常は医療用のレンズの特性から、眼に何らかの異常をきたさないか不安視する声もあるようだが、チャワンさんは「とても安全」(MSNBCより)と胸を張る。また、有名人が利用して大きな注目を集められないかと考えているほか、今後は「プロポーズの時にダイヤの指輪の代わりとして」(同)利用されるかもしれないと夢は広がっているようだ。

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