“今、売れているマンガ家”は? 週刊少年ジャンプ系作家の強さ目立つ。

2011/08/09 16:33 Written by Narinari.com編集部

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“今、最も支持されている、売れているマンガ家”は誰なのか――。現在発売中の雑誌「日経エンタテインメント!9月号」(以下、日経エンタ)では、特集「販売部数ランキング2011 売れる作家&マンガ家150人」の中で、「マンガ家セールスランキング TOP50」を掲載し、その傾向などを分析している。

このランキングはオリコンが発表している「マンガランキング」データをもとに、2009年12月28日〜2011年6月12日までの1年半の間に全国の書店、ウェブ通販で販売のあったマンガから全国推定売上げ部数を算出。期間中でコミックス総売上冊数の多いマンガ家順にランキング化したものだ。

その結果、期間中の総売上冊数が5485.6万冊という圧倒的な強さで「ONE PIECE」の尾田栄一郎が1位に輝いた。初連載作の「ONE PIECE」は累計発行部数は2億部を超え、いまや“国民的作家”となった尾田は、2位の「NARUTO」岸本斉史(1103.5万部)の約5倍も売り上げている。

同誌によると、この売上げ冊数の売上高は219.2億円(コミックスの定価400円で計算)にも上り、これは「アニメ制作会社最大手・東映アニメーションの09年度売上げの209.6億円」「大手芸能事務所・ホリプロの10年度売上げの209.7億円」に匹敵する数字だという。

以下、3位は「君に届け」の椎名軽穂(876.8万冊)、4位は「FAIRY TAIL」の真島ヒロ(774.3万冊)、5位は「BLEACH」の久保帯人(695.4万冊)、6位は「バクマン。」の小畑健(626.4万冊)、7位は「銀魂」の空知英秋(622.7万冊)、8位は「鋼の錬金術師」の荒川弘(588.3万冊)、9位は「聖☆おにいさん」の中村光(554.1万冊)、10位は「ぬらりひょんの孫」の椎橋寛(462.3万冊)と続いた。

ランキングの全体的な傾向としては「週刊少年ジャンプ」系の作家が目立っている。これは“売上げ冊数”のランキングのため、ペースの速い週刊マンガ誌連載作品のほうが上位に来やすいこともあるが、ベスト10以内で6人、15位以内で9人が「週刊少年ジャンプ」系の作家となった。

なお、「日経エンタテインメント!9月号」では50位までのランキングと各作家の紹介、さらにランキングから見えてきた“マンガ界注目キーワード”、8位の「ハガレン」荒川弘インタビュー、“AKB48のマンガクイーン”こと指原莉乃のインタビューなどが掲載されているので、詳細はそちらを参照。全国の書店・コンビニのほか、日経BP社の通販サイトからも購入できる(//ec.nikkeibp.co.jp/item/magazine/ENT.html?trn)。

※この記事は「日経エンタテインメント!」編集部の許諾を得て作成しています。

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